お疲れさまです、みやもとです。
去年は初めてDevelopers Summit 2024 Kansaiに参加したことを書きました。
楽しかったので今年も行ってきました。
純然たる趣味の一環なので夏季休暇を一日当て込みましたが、せっかくなので軽い感想と「技術イベント楽しいよ!」のプレゼン的なものを書きたいと思います。
Developers Summit Kansaiとは
感想の前にざっくりイベント概要を。
Developers Summit Kansaiとは、翔泳社さんが主催する関西のITエンジニアを対象とした技術イベントです。
もともと東京開催のDevelopers Summitがあって、そのスピンオフというポジションですね。
コロナ禍のオンライン開催の時期もありましたが、2011年以降2019年までは神戸、2023年から大阪でオフライン開催されています。
今年のテーマは「Co-Creation ~関西からイノベーションの波を起こす~」とのことで、変化とどう向き合うかという軸でセッションや展示が行われていました。
セッション参加
個人的に一番楽しみなのがセッションです。
今年は以下のセッションに参加してきました。
時間 | タイトル | 登壇者(敬称略) |
10:00-10:40 | 変わる世界と技術者の選択 | 及川 卓也[Tably] |
11:55-12:15 | いまこそ起こす、小さなイノベーション! 【エンジニアたちの等身大チャレンジLT】 | 浅野 正貴[BABY JOB]/角田 徹[Helpfeel]/うーたん[ゆめみ]/【司会】中野 佑輔[翔泳社] |
13:20-13:50 | エンジニアリングマネージャーの成長の道筋とキャリア | 粕谷 大輔(だいくしー)[はてな] |
14:10-14:50 | 変化に挑む開発にガードレールを——AIがコードを書く時代の開発生産性と信頼性を“テスト”から再設計 | 末村 拓也[オーティファイ]/五十嵐 悠生[ダイキン工業] |
15:10-15:40 | AIがコードを書く時代!エンジニアに求められる“セキュア開発力”を身に着けるために実践していること | 松田 康司[神戸デジタル・ラボ] |
16:00-16:30 | 生成AI時代の落とし穴?実装は速くてもレビューが詰まる ― 私たちの解決アプローチ | 小林 利衣[KINTOテクノロジーズ] |
16:50-17:20 | 西からいこか 〜JR西日本で挑戦するDX改革〜 | 直井 和久[TRAILBLAZER]/西林 拓志[TRAILBLAZER] |
17:40-18:20 | デブサミ2025関西コミュニティLT | 西内 慶子[EM Lounge]/やまずん[testingOsaka]/Mukae[関西AI駆動開発コミュニティ&勉強会]/irof[関西Javaエンジニアの会]/小西 裕真[プロダクト開発meetup関西]/堺 祐輔[プロダクト開発meetup関西]/山口 健介[プロダクト開発meetup関西]/森田 智彦[OWASP Kansai]/【司会】道前 果歩[Developer Relations] |
それぞれの会場でひとつずつ参加できるので、最大10までセッション聴講が可能です。
私も最初それでぎちぎちにスケジュール詰めてたのですが、「考えてみたらブース見る時間が無いな?」「というかお昼食べる時間も無いな?」と気づいて慌ててふたつ諦めた次第です。
どれも聴き応えがあって面白かったです!
みなさまお話が上手い……。
あと、ここ1,2年のエンジニアコミュニティ参加によって(私が一方的に)顔を知っている方が増えたこともあり、「あの人どんな話するんだろうなー」とにやにやしながら楽しみました。
セッションによっては登壇者の方が所属する企業のアンケートがあり、回答するとノベルティをもらえたりします。
こんなのもらいました。かわいい。
企業ブース
予約したセッションが無い時間は企業ブースを回りました。
今年はスタンプラリー的なものがあり、入場時にもらったカードに企業ブースでスタンプ代わりのシールを10個以上貰うと抽選に応募できたので私も気合いを入れてあっちこっちのブースにお邪魔することに。
結構回れました。
セッションの合間の休憩時間はどうしても人が増えますが、逆にセッション中の時間だと人が少なくなってのんびり見て回れます。
知ってるサービスやプロダクトの企業さんのブースで普段から気になっていたあれこれ質問するも良し、「なんとなく聞いたことあるけど詳しくは知らないな……」という企業さんのブースでプロダクトのデモとか見せてもらうも良し。
また、主催が翔泳社さんということで、技術書を扱う書籍ブースもあります。
会場価格15%オフです。
開始2時間ぐらいで荷物を増やしました。
笑ってください。
2冊のうち1冊は著者様のサイン会がありました。
サインいただきました。
懇親会
また、今年も懇親会に参加してきました。
去年に比べれば自分から人に話しかけに行けた気がします。
普段イベントに参加して一方的にお世話になってるコミュニティの運営の方にご挨拶したり、興味深くお話うかがった登壇者の方に感想お伝えしに行ったりできました。
酒の力は借りましたが。
技術イベント参加のすすめ
感想としては以上なのですが、せっかくなので「技術イベント参加するとこんな良いことがあるよ!」というメリットと、「参加する時にこういうの用意しとくといいよ!」という心得をいくつか挙げたいなと思います。
参加するメリット
まずみやもとが感じる参加のメリットを3つほど。
1.技術のトレンドを実感できる
先に私が参加したセッションを表にしましたが、改めてこちらのタイムテーブルをご覧ください。
AIがコードを書くという前提でのセッションが目に付きます。
比較としてこちらは去年のタイムテーブルです。
AIの話でも、比重としてまだ「AIを使って開発していく」というより「どうプロダクトに組み込んでいくか」という方が大きく感じます。
1年でこれだけAIとの関わり方が変わっているんだなーと感じますね。
ネットやテレビでも技術についての話題は出てきますが、実際に現場で使ってないとどうも自分から遠いというか、本当にそういう風潮があるのか疑ってしまうところがありませんか?
でも、目の前で人が、それも有名企業のエンジニアだったり特定分野のスペシャリストだったりという人たちが実例も交えて話していたらどうでしょう?
技術の変化を自分ごととして感じられる良い機会になります。
2.プロダクトやサービスについて情報収集できる
1.とも重なるところがありますが、現場で使わない技術って本当に縁が遠くなりませんか。
趣味で多少あれこれ調べていても、自分で能動的に知ることができる範囲って結構狭かったりします。
こういうイベントだと普段意識の外にある技術とか製品・サービスがその場にある状態なので、ふと目についてこれは何だろう?と調べるきっかけができます。
また、逆に普段意識せず使っていたサービスを提供している企業について知ることができたりします。
とある企業ブースの方とお話したのですが、「みんなサービスの方は知ってるので、うちの会社なんですよ!というのを強調しています」というお話でした。
私はこちらの会社については企業名もサービスも知ってましたが、企業名とサービスが結び付いていなかったので大変申し訳なかったです。
3.仕事と関係ないところで同業者の知り合いができる
そもそも必要か?と思われるかもしれません。
「プライベートで仕事の話とかしたくない」というのはもっともです。
ただ、プライベートの友人・知人がIT系エンジニアという職業をあらぬ方向に誤解していることってありませんか。
みやもとはまだ学生の頃、幼なじみに「SEで就職決まったよ」と伝えたところ「パソコン売りに来ないでね」と言われたことがあります。
さすがに冗談とは思いますが、本気だった可能性も無くはない……。
ともあれ、同業者ゆえの前提を共有した状態で話せる相手というのがありがたいこともあります。
仕事の話はしたくないけどエンジニアあるある程度の軽い話はしたいとか。
持っていくとよいもの
メリットの次は持っていくと助かるもの、便利なものをいくつか。
1.大きめの手提げ袋
エコバッグでもなんでもいいので、なるべくたくさんものが入って出し入れしやすいものがあった方が良いです。
というのも、企業ブースでノベルティもらったりするとかばんの中がぱっつぱつになります。
私はPC持っていく都合上大きいリュックでしたが、中がごっちゃごちゃになって出し入れのときに慌てふためきました。
ブース回ってる間は手提げに入れといて、帰りとかもう荷物出し入れする必要無くなったあたりでひとつにまとめるのが楽かと。
企業ブースさんでチラシとかと一緒に手提げをもらえることもありますが、だいぶラッキーなケースです。
最初からもらいものをあてにして小さいかばんで行くと、あてが外れた時にノベルティではち切れたりするので注意しましょう。
2.軽量のPC
これに関してはタイピングとフリックどっちが入力早いかにもよります。
私の場合はタイピングの方が比較的早くて正確なので、セッション中にメモ取ったりXにポストしたりするのにPC使う方が楽でした。
フリックのが早い人だとタブレットやスマホで対応できるので不要かもしれません。
あとはその場でイベントレポート書く人とか、セッションでいろいろ実践例聞いて「おもしろそう!やってみよ!」で休憩中に試してみるつよつよの人はPCある方がいいのかも。
3.モバイルWi-Fi
会場によってはWi-Fi用意されてることもありますが、絶対あるとも限りません。
SNS投稿もしないしPCからネット使わないから要らない!という人以外は持っていくと安心かと思います。
4.モバイルバッテリー
PC持っていく人はPC対応してるものだとなお良いです。
丸一日セッション聴きながら使ってるとPCでもスマホでもほぼ確実にバッテリーが足りなくなります。
休憩スペースとかで電源が使える場合もありますが、休憩を長時間スペース占領して充電するわけにもいきません。
肝心な時にバッテリー切れにならないように用意しておきましょう。
おわりに
これで2年連続関西でのデブサミに参加しましたが、できれば関東開催にも参加してみたいと思っています。
というのも、登壇者の方とかがセッションで「関西の雰囲気だ」とおっしゃっているのが気になって……。
本元のデブサミの雰囲気、一度味わってみたいところですね。