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来年の干支にちなんで日本の「うさぎ島」をご紹介【Agent Grow Advent Calendar 2022:2日目】

この記事は Agent Grow Advent Calendar 2022 2日目の記事です。

2023年の干支、それは卯(うさぎ)です。

干支でのウサギは、その温和な様子から「家内安全」を意味し、
跳び跳ねる姿からは「跳躍」「躍進」を表すとされ、何かを開始するのに縁起が良いとされています。
株式市場では卯年は縁起が良く景気が回復するという俗説もあるそうですが、それはさておき、
そんな来年の干支のパワーを得る絶好の場所が、日本にはありました。

瀬戸内海に浮かぶ小島、大久野島。
別名、うさぎの島。

ようこそ大久野島へ。

瀬戸内海とうさぎ

そんな訳で、うさぎの跳躍パワーを得る為、広島県竹原市「大久野島」に行ってまいりました。
大久野島にはフェリーが出ており、忠海港から出発できます。

「うさぎ島への玄関口」こと忠海港で、大久野島への乗船切符(片道360円)を購入していざ出航!

凡そ15分ほどの短い船旅を経て、瀬戸内海に浮かぶ無人島、大久野島に到着しました。
無人島と言っても、定住している人が居ないだけでホテルやレストラン等のスタッフの方はしっかりいらっしゃいます。

港に着いてから少し歩くと、すぐにうさぎが出迎えてくれました。

第一村人発見。

第一村人発見。

この島に住んでいるうさぎは、全て「アナウサギ」という種類だそうです。
一周約4キロほどの島を、うさぎを探しながらじっくりと探索すると、あちらこちらからうさぎが顔を出してきます。
うさぎ達はとても人馴れしており、観光客が持ち込む餌に多くは頼っているようです。
その為、新型コロナの影響で観光客が激減した影響を受け、最盛期と比べて3割ほどうさぎの数が減ったともされています。

錆色うさぎ

ピーターな色合いのラビット

えりまきが暖かそう

ちなみに、私も忠海港で買えるうさぎの餌(島ではうさぎの餌は売ってません)を片手に散策していましたが、
やはり人の少ない朝の方がうさぎ達は喜んで寄ってきてくれるようです。
お昼ごろになると大勢の観光客が野菜を大量に袋に入れて持ってくるので、お腹いっぱいになったうさぎ達はあまり近寄ってきてくれなくなります。

道端にもうさぎ

おっ人間じゃーんと近寄ってくれるうさぎ。 可愛いけれど、お触り厳禁です。

 

うさぎ達は皆毛並みも良く、観光客の回復も手伝って再び食べ物には困らなくなっているようです。
特に愛らしいのが、時々見つかる子ウサギ。
大人うさぎも可愛いですが、子ウサギのふわふわの綿毛のような毛並みと丸っとした顔は飛び切り可愛いですね。顔立ちが大人とはやはり違います。
色合いも薄茶、茶色、濃い茶色が綺麗に混ざって美しい。

手のひらサイズの子ウサギ

藪の中から出てきた茶色の子ウサギ

この島のうさぎは、1971年に地元の小学校で飼育されていた8羽のうさぎがはなたれて、数を増やしていったというのが有力な説だそうです。
ブーム以前は、地元の人に知られる程度でしたが、2011年に干支が卯年だった事からメディア等を通じて全国的に有名になり、
やがてSNSなどを通じてうさぎ島として多くの観光客が集まるようになったとのことです。
島にはホテルもあり、温泉にも入れます。宿泊客ではなくても、フロントでお金を払えば温泉に入れるので、島の散策でかいた汗を流すのに良いですね。

島には海水浴場もあるので、夏場はうさぎと海でより賑わうかと思います(うさぎは暑いのが苦手なので夏場は日陰でじっとしてそうですが)
美しい瀬戸内海の海。
瀬戸内海の海

 

しかし実は、うさぎ島として有名になる前は、「毒ガス製造の島」という名前で知られる島でもありました。

かつて、大日本帝国陸軍による毒ガス兵器の製造場所でもあり、その機密性から戦時中には地図から消された島でもあったようです。
島にはうさぎと共に、当時を思わせる幾つもの廃墟や、毒ガスにまつわる資料館があり、うさぎだけではない歴史を教えてくれました。
廃墟マニアにはたまらないかもしれないですね。

そんな複雑な歴史のある島ですが、多くのうさぎが無邪気に走り回る姿を見て、
来年の干支である卯(うさぎ)パワーを充填させてもらい、島の観光は幕を閉じたのでした。

うさぎ最高!イェイイェイ!

うさぎ最高!イェイイェイ!

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makoto_yoshida

JavaとかjQueryとか。
動物大好きで月に2~3回は動物園に写真を撮りに行っています。
健康ネタ、料理ネタも好きです。

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