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Azureの価値について

はじめに

先月の5月、社内の懇親会に参加した際、4月に入社された方々とじっくりお話しする機会に恵まれました。

その席で、お二人からAzureに関する質問をたくさんいただきました。インフラに携わる身としては、若い世代がクラウドにどんな関心を持っているのかを知る、とても有意義な時間になりました。

以前も似たテーマで執筆しましたが、今回は当時の内容をベースにしつつ、もう少し客観的な視点に落とし込んで、改めて整理してみたいと思います。

Azure ってなに?AWS と比べてどうなの

クラウドの勉強を始める時、必ず最初に直面するのが「Azure」「AWS」という2大巨頭の存在です。

「どちらから手を付けるべき?」「何がそんなに違うの?」と頭を悩ませる初学者の方は非常に多いですが、まずは安心してください。実は、クラウドを構成する基本パーツの役割はどちらも同じです。

1. 主要サービスの「名前」言い換え表

名前が違うだけで、中身の本質的な役割は変わりません。片方の基本を理解すれば、もう片方の習得も驚くほどスムーズになります。

役割 Azureでの名称 AWSでの名称
仮想サーバー 仮想マシン(VM) EC2
データ保存場所 Blob Storage S3
仮想ネットワーク VNet VPC

2. 数字とグラフで見る!AzureとAWSのシェア率

「でも、どっちの方が使われているの?」という疑問にお答えするために、客観的な「数字データ」で今の勢力図を紐解いてみましょう。

世界市場のシェア(売上高ベース)

世界的な調査会社である米Synergy Research Groupが発表した最新データ(2026年第1四半期)によると、世界のシェアは以下のようになっています。

世界全体で見ると、先駆者であるAWSが「28%」で首位を走っていますが、Azureが「21%」と猛烈な勢いでその背中を追いかけています。

日本国内市場での利用率

では、私たちが働く「日本国内」に目を向けるとどうでしょうか。総務省が発行する『情報通信白書』に掲載された国内のパブリッククラウド(PaaS/IaaS)の利用率データ(MM総研調べ)を見てみましょう。

グラフの調査時点(青色のバー)では、国内市場における2大クラウドの利用率は以下のようになっていました。

  • PaaS(システム開発のプラットフォーム機能)の利用率
     AWS: 60.0%
     Azure: 48.2%
  • IaaS(仮想サーバーやネットワークなどのインフラ機能)の利用率
     AWS: 54.7%
     Azure: 44.0%

「なんだ、やっぱり日本国内だとAWSの方がかなり強いじゃん」と思うかもしれません。

しかし、ここで注目してほしいのは「これは2022〜2023年頃のデータである」という点、外部環境の変化、そして緑から青のバーへ向かってAzureがわずか1年で10%以上も爆発的にシェアを伸ばしているという事実です。

勘のいい方ならお気づきでしょう。このデータの直後、IT業界には「生成AI(ChatGPT)の大ブーム」が到来しました。OpenAI社とガッチリ手を組んだAzureは、企業がAIを導入するためのインフラとして選ばれ続け、利用率をさらに急上昇させています。

世界シェアの最新データ(2026年)でAWS(28%)とAzure(21%)の差がここまで縮まっているのを見れば、現在の日本国内の現場では、このグラフ以上にAzureがAWSへ猛烈に肉薄していることは間違いありません。

3. なぜ「AWS技術者はたくさんいて、Azure技術者はいない」のか?

ここが、初学者やクラウドを今から学ぶ上で一番の狙い目となるポイントです。日本のIT業界では今、「AWSを触れるエンジニアは市場にあふれているのに、Azureをしっかり触れるエンジニアが致命的に足りない」という奇妙な需給のミスマッチが起きています。

理由はシンプルです。

  1. 個人学習のハードルの違い(AWS過多の理由)

    AWSは歴史が長く、インターネット上に初心者向けの記事やYouTube動画、テックブログが大量に転がっています。そのため、独学する初学者の9割がまずAWSを選びます。結果として、「実務未経験だけどAWSを勉強しました」という若手エンジニアが市場に溢れることになりました。

  2. 現場の需要の急増(Azure不足の理由)

    一方のAzureは、個人学習よりも先に「企業の社内システム(Windows環境)をクラウド化する」「生成AI基盤を社内に組み込む」という実務の現場で需要が爆発しました。つまり、勉強している人は少ないのに、企業側からの「Azureを使える人が欲しい!」という状態なのです。

💡 初学者にとってのチャンス?

みんなに「人気だから」とAWSに流れる今、あえてAzureを選ぶ。私はアリだと思っています。

4. 証拠は私。Azureに賭けた結果、単価が「40%」跳ね上がった話

「本当にAzureってそんなにチャンスがあるの?」と思う方もいるかもしれません。ここで、少しだけ私自身のリアルな話をさせてください。

僕は2023年4月にエージェントグローに入社しました。当時は年齢の平均単価レベルからのスタートでしたが、「Azureの未来」を信じて、Azure一筋で突っ走ってきました。

(Azure の資格もそれなりに取得しました。)

その結果どうなったか。現在、入社時よりも約40%ほど単価を上げることに成功しています。

(さらに白状すると、次の契約更新では初期から数えて「47%増」の大台を目指そうと密かに企んでいます……!これはまだ願望ですが笑)

「それって単に運が良かっただけ、再現性がないんじゃない?」と言われれば、確かにタイミングや運、技術以外のスキルといった要因もゼロではありません。しかし、市場にAzureエンジニアが足りておらず、企業側が探しているからこそ、こうした「単価アップ」という形で評価されやすい環境が、間違いなくAzure市場には存在しています。

これは今まさに私の身に起きている「リアルな事実」です。

まとめ

世界シェアでAWSの背中を猛烈に追いかけているAzure。それなのに、日本ではまだ扱える技術者が圧倒的に不足しています。

「人気だから」とAWSに群がっている今だからこそ、あえてAzureを選ぶ。

少しでもAzureの持つ「圧倒的な魅力」と「将来性」を感じてもらえたら嬉しい限りです。

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{ この記事を書いた人 }

Uziie

エージェントグローの Azure 伝道師

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