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来年の干支にちなんで現代社会で働く馬たちをご紹介【Agent Grow Advent Calendar 2025:16日目】

2026年の干支、それは午(うま)です。

この記事は Agent Grow Advent Calendar 2025 の記事です。

十二支において、午は子と対を成す反対側にある干支です。
来年は60年に一度の丙午(ひのえうま)
情熱や行動力の象徴ともされ、かつては大きな災害が起きるとか、この年に生まれた女性は男性を不幸にするといった迷信があったそうです。
十二支で言えば、活動的でエネルギッシュ、馬だけに躍動感のある年になるとされています。

ちなみに私がこの来年の干支シリーズを始めたのは2019年、「子」の頃に始めたのでなんと6年続いたこのシリーズですが、十二支からすればようやく折り返し地点です。

さて、人類の友と言えば、どんな動物がイメージされるでしょうか。
最古の家畜とされ、古代の人々の狩りを支えた犬でしょうか。
あるいは倉庫をネズミから守り、大航海にも連れ出された猫でしょうか。
友とは言い切れないまでも、人類は他にも牛、羊、ヤギ、豚など多くの動物を家畜化してきました。
豚が家畜化されたのは紀元前6000年程昔に遡りますが、そこから遅れる事およそ数千年。

「人類が家畜化した最後の大型哺乳類」として、同時に人類史に大きな革命をもたらした動物として馬が人類の友の列に並ぶことになります。

ドイツの歴史家ラインハルト・コゼレックは、人類史をこれまでのような「青銅の時代」「鉄の時代」のように扱う金属ではなく、「馬以前の時代」「馬の時代」と分ける事を提言したそうです。
それほどまでに馬が人類にもたらした影響は大きいと彼は考えたのです。

馬が人類史にもたらしたもの、それは「速度」
人は馬に乗り、馬に乗せる事で、流通や情報、交易、人類の種族や活動そのものをこれまでより遥かに速いスピードで推進する事を可能としました。
それは19世紀に普及した内燃機関に取って代わるまで、数千年に渡って人類の足となり続けました。
時に遠方から交易の為の荷物を運び、時に重要な情報を伝える為の早馬として、さらには戦争における強力な戦力として。
これらは犬にも、牛にも、ヤギや他のどの家畜にも成し得なかった決定的な違いと言えるでしょう。
今でこそ我々は「車」に頼っていますが、数百年前までは「車」がそのまま「馬」だったと考えれば、いかに社会にとって必要な存在だったかが分かると思います。

日本ではあまり一般に普及しなかった馬ですが、西洋においては馬は特に人々の生活に密接に関わり、人類史に影響を及ぼし続けていました。
そんな馬も、自動車というより強力で便利な手段であふれた現代では、すっかりかつての役割を失いましたが、それでもまだ現代社会には馬たちが居て、我々人類の傍で働いています。

今回はそんな「現代社会で働く馬たち」を少しだけご紹介します。

日本人に最も身近な馬と言えば、やはり競馬場の馬でしょう。
走る為に品種改良されたサラブレッドたちが鎬を削り、レースを走っています。

日本には日本中央競馬会(JRA)が主催する競馬を執り行う全国10か所の中央競馬場と、地方公共団体が主催する全国15か所の地方競馬場が存在します。
特に有名な「日本ダービー」や「有馬記念」などのGⅠレースはいずれも中央競馬。
中央競馬場でも特に規模が大きな四大競馬場「東京競馬場」「中山競馬場」「阪神競馬場」「京都競馬場」で、これら有名なレースが繰り広げられます。

メイショウタバル!

この美しい馬体。
サラブレッド達はレースで最大限の力を発揮できるよう、日々馬のトレーニングセンターで研鑽に励んでおり、特に最高峰のGⅠレースに出場する馬たちはいずれも、研ぎ澄まされた肉体をしています。
ちなみにこの馬が頭に付けている被り物は「メンコ」と言って、耳や目の周りを覆う事で、騒音や周りの状況に敏感な馬をレースに集中させる効果があるそうです。また、鼻の上の大きなモフモフは「シャドーロール」と言って、これまた足元を見えにくくする事で、走る事に集中させる役割があります。

競馬場で働いているのは、何もレースに出る馬たちだけではありません。
馬は群れを作る動物であり、引率する馬が居ると比較的落ち着いて行動する事ができます。
そんな馬たちの習性を利用して、「誘導馬」と呼ばれる馬たちが、レースに出る競走馬たちを先導してくれます。
誘導馬は主に引退した熟練の元競走馬たちで構成されており、レースを無事に運営するために無くてはならない存在なのです。

2.乗馬で働く馬たち

競馬を引退したサラブレッドや、もともと乗馬に適した種の馬などが第二の馬生を送るべく、乗馬としてやってきます。
彼ら・彼女らは乗馬クラブに所属し、日々会員を乗せたり、あるいは競技に出るべくトレーニングを積んだりしています。
競馬場の馬は身近ではあるものの一般人が触れられるような立場ではありませんが、乗馬は一般人でも馬に触れ、乗る事が出来るという意味で、より近しい存在と言えます。

ちょっぴり珍しい白黒模様の馬。
競馬場の馬と比べて、背中の「鞍」が重装備なのが見て取れるでしょうか。
競馬場ではプロの騎手たちと比べて、一般人が乗る乗馬の鞍は重厚で頑丈、さらに長時間乗っても馬、人いずれも負担が少ないような作りになっています。
乗馬では、馬の乗り方だけでなく、鞍や無口と呼ばれる馬の頭に付けるベルトの装着の仕方なども学べます。

おこ

これは怒っている顔!
乗馬場の馬は引退馬の中でも比較的温厚で、人間に従順な馬たちが選ばれ、素人を乗せるべくリトレーニングを受けてやってきます。
とは言えそんな彼ら・彼女らも元は血気盛んな競走馬だったので、扱いを間違えると現役時代の行動が蘇ってしまい危険が伴います。
この写真の馬のように「耳を絞る」と呼ばれ耳を大きく後ろに倒したままにしている馬は、不満や怒りを持っていると分かります。慣れている人は目つき等でも馬の感情が分かるとか…
このような時は優しく声を掛けながら、噛まれたり蹴られたりしないよう気を付けて接する必要があります。ちなみに、馬の首筋や肩をポンポンと叩くと、馬を「褒める」や「なだめる」というボディランゲージになります。
馬が言う事を聞いてくれた時は首筋を叩いて、よくやった!と褒めてあげるのが肝心です。

仕事に行きたくない顔…
馬たちも意外と感情表現豊かで、退屈そうだったり、やる気に満ちていたり、早くご飯を食べたくてソワソワしていたり、ひたすらに眠そうだったりと色々です。
ちなみに乗馬をしていてこの中で一番「危険な状態」はどの馬か分かりますでしょうか。
それは実は「眠そうな馬」
眠そうな時は馬も集中力を欠いており、躓いたりよろけたり、あるいは上に人が乗っている事を忘れて突然寝転びそうになったり!と、人馬共に危険な状態なので、
しっかり人間が声を掛けたり扶助をしたりと、馬を「起こして」あげながら乗る必要があったりします。

3.馬術競技で活躍する馬たち

人を乗せて人馬一体で競技を行い、その成功度合いや速度を競うのが馬術競技です。
乗馬クラブの会員でさらなる上を目指す方や、大学の馬術クラブなどが馬術大会を目指してトレーニングを行っています。
馬術競技では既定の時間内で素早く、多くの障害物を飛んでそれぞれのポイントを競うもので、まさに人馬の呼吸の一体感がモノを言います。

人間の身長にも匹敵する高いバーを次々と飛び越える姿はまさに圧巻。
こういった馬術競技にも、引退したサラブレッド達が第二の馬生として参加しています。

ちょっぴり誇らしげ(?)な賞を貰った馬。

4.神馬に選ばれた馬たち

最後に紹介するのは、神社で「神馬」に選ばれた馬たちです。

2026年は特に午年なので、神社の神馬にも注目が集まりそうです。
関東では神奈川県の平塚八幡宮に、「東風」と「皐月」という神馬がいます。
そして関西では「日本の乗馬発祥の地」京都の上加茂神社に、神山号という神馬が居るので、会いに行ってみました!

休み・・・
神山号は日曜、祝日に出社するそうですが、馬の体調によりお休みの事もままあるようです。
上加茂神社では毎年、5/5に加茂競馬(くらべうま)と呼ばれる神事が執り行われ、神楽装束を着た騎手が乗った2頭の馬が境内で走って勝ち負けを競うなど、馬にちなんだ行事も色々と行われます。

さて、そんな「馬」記事の締めくくりは、2025年12月28日に千葉県船橋市の中山競馬場で行われる「有馬記念」!
「あなたの、そして私の夢が走っています」とは杉本清の名実況でしたが、
有馬記念に出走する名馬たちの中に、自分が応援する馬が居るとワクワク感が違います。

ここまでお読み頂きありがとうございました。
それでは来年もお読み頂いた方が益々「ウマ」くいくよう、ご健勝とご多幸をお祈り申し上げます。

かの有名なオグリキャップも有馬記念で勝ちました。

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makoto_yoshida

JavaとかjQueryとか。
動物大好きで月に2~3回は動物園に写真を撮りに行っています。
健康ネタ、料理ネタも好きです。

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