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【文章講義の本を読んでみた】20歳の自分に受けさせたい文章講義【Agent Grow Advent Calendar 2019:18日目】

この記事は Agent Grow Advent Calendar 2019 18日目の記事です。

 

こんにちは!福岡オフィスの金城です!

 

文章が思うように書けなくて、すごく悩んでいる。。

日々の業務でもドキュメント作成が苦手で、どんな文章を書いたら良いのか分からない。。

 

今日は、過去にそんな悩みを抱えていた自分を救ってくれた書籍をご紹介させて頂きますね。

 

これまで文章術に関する書籍をいくつか読ませて頂きましたが、一番オススメだったのが、古賀史健さんの著書20歳の自分に受けさせたい文章講義でした。

※古賀さんは、アドラー心理学を優しく解説した嫌われる勇気というベストセラー本の著者でもあります。

 

この本を読んでからは、文章に対する考え方が変わり、プライベートでもブログなどで文章を書く機会が増えてきました。

ぼくにとっては「文章を書く楽しさ」を教えてくれた本なので、皆さんにもこの本の良さが少しでもお伝えできればと思います!

 

序章:その気持を「翻訳」しよう

この本の最初の部分では、文章が書けない問題は以下の2つに要約されると指摘しています。

①文章を書こうとすると固まってしまう
②自分の気持ちをうまく文章にすることができない

この問題に対する著者の答えはとても明快です。

書こうとするから、書けないのだ。

文章を「書こう」としてはいけない。「自分の気持ちを書く」という意識は、今日この日をもって捨て去ってしまおう。

初めてこの言葉を目にしたときは、かなり強烈だったことを覚えています。

文章を書くのだから、普通は「書こう」って考えてしまいますよね。

 

著者は「書く」ことをやめて「翻訳」をした方が良いと結論を述べるのですが、この「翻訳」という考え方がとても重要だと気付かされました。

まだ言葉になっていない ”感情” や、頭を駆け巡る ”思い”  のことを「ぐるぐる」と呼び、文章を書けない人は、この「ぐるぐる」を翻訳すると文章が書けるようになると言います。

 

著者は冒頭の2つの問題点に対して、以下のように解決の方向性を示してくれています。

①で悩んでいる人は、まだ頭のなかの「ぐるぐる」を整理できていない状態だ。

文章とは頭の中の「ぐるぐる」を”翻訳”したものだ、という発想が欠如している。まず必要なのは”翻訳”の意識づけだろう。

②で悩んでいるひとは、「ぐるぐる」を”誤訳”してしまっているわけだ。こちらはもっと具体的な”翻訳”の技術が必要だろう。

 

この書籍で一番重要な部分だと個人的に感じたのが、この「ぐるぐる」を翻訳するという発想でした。

たしかに、文章を書く前は頭の中にいろいろな「思い」や「感情」が入り混じって、それがごちゃごちゃした状態です。

そのごちゃごちゃした状態(著者が言う「ぐるぐる」)を翻訳という発想で捉えてみて、どうやったらそのぐるぐるを翻訳できるか考えてみると、考え方も整理でき、なおかつ誰か別の人にも伝わりやすい文章になるのだと理解することができました。

 

文章のテクニック論ではなく、まず文章を書くという行為自体をしっかりと考えて「文章とは何か」、「文章を書くことにはどんな意味があるのか」と、熱く語る著者の言葉も印象的です。

 

 

第1講:文章は「リズム」で決まる

すべての講義を記事内でご紹介するのは難しいので、書籍の中の第1講『文章は「リズム」で決まる』の章から、少しだけ内容を抜粋させて頂きますね!

 

まず、第1講では文章の「リズム」について解説されています。

文章にリズムがあるというと、イメージが掴みづらいですが、書籍では以下のように解説されていました。

リズムの悪い文章 = 読みづらい文章

リズムの良い文章 = 読みやすい文章

 

もう少し詳しく言うと、

リズムの悪い文章とは、文と文の「つなげ方」や「展開の仕方」がおかしく、支離滅裂な主張をしている文章。

リズムの良い文章とは、論理の軸がバッチリ定まって、論の展開がうまく支離滅裂なところがない文章。

 

なるほど、分かりやすい定義だなと思いました。

 

また、この第1講で特に印象的だった言葉を引用しますね。

以下の内容からも伝わるように、著者の主張は常に明快で、文章では自分の主張を言い切ることも大切だと気づかせてくれました。

文章のリズムを決めるのは、テンやマルではない。韻を踏むことでも五七調に揃えることでもない。

センテンスの切り方でなければ、改行のタイミングでもない。文章のリズムは、「論理展開」によって決まるのである。

 

具体的な事例がうまく書けなくて申し訳ないのですが、この第1講からは「文章にはリズムがあり、リズムが良い文章は読みやすくなる」ということを学びました。

書籍の中では豊富な事例とともに、なぜリズムが良い文章は読みやすくなるのかを解説しています。

 

また、リズムの鍵を握る「接続詞」の使い方についても、具体的なテクニックを交えた事例が多くとても読みやすかったです。

 

最後に

第1講以降も面白い文章に関する講義が続きますので、気になる方はぜひ書籍をご覧ください。

(自信を持ってオススメします!)

 

書籍全体の講義内容としては、以下の4講義に分かれていますが、どれも興味深くとても参考になる考え方ばかりです。

 

第1講:文章は「リズム」で決まる

第2講:構成は「眼」で考える

第3講:読者の「椅子」に座る

第4講:原稿に「ハサミ」を入れる

 

駆け足での紹介となってしまいましたが、この記事が少しでも文章に対して苦手意識を持っている方の参考になれば幸いです。

 

12月も後半にさしかかり、年末へのカウントダウンが近づいてきましたね。

今年も残りわずかですので、年末までの業務を精一杯で頑張りたいと思います!

 

最後まで読んで頂きまして、ありがとうございました。m(_ _)m

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