エンジニアにとって重要な成果アピールの方法を例文を用いて解説!意識するポイントも

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エンジニアにとって重要な成果アピールの方法を例文を用いて解説!意識するポイントも

エンジニアは、仕事での成果や強みを自身で正確に把握しアピールすることにより、自分の能力や実績を会社やチームに示せます。その上、自身のキャリアアップにもつながるでしょう。しかし、どのように成果をアピールすればよいかわからない方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、エンジニアにとって重要な成果アピールについて、以下に挙げる視点で解説します。

・成果アピールをする意味

・成果アピールの重要性

・成果アピールで意識すべきポイント

・成果アピールの際に使える例文

エンジニアの方は、本記事を参考にして自分の成果をアピールし、キャリアアップを目指しましょう。

エンジニアが成果をアピールする意味とは

エンジニアが、自分の強みやスキルを会社や上司に示す方法として、業務の成果をアピールする方法があります。実際の成果をアピールすることで、自分の実績やスキルを正当に評価してもらえることが期待できます。自分の成果を正確に把握してもらうためには、上司や同僚が気づかないような、自分なりに工夫したポイントやこだわったポイントを自らアピールすることが重要です。

現在では、エンジニアのリモートワークが増えていることから、成果が見えにくくなっています。そのため、自分の実績を適切にアピールする重要度は増しています。適切な成果のアピールは、エンジニアとして成功するために欠かせない要素といえるでしょう。

エンジニアの成果アピールが重要な4つの理由

ここでは、エンジニアの成果アピールが重要な理由について、以下の4つのポイントで詳しく見ていきましょう。

・自分が達成したことの意味を明確にするため

・自分の成果を外部にアピールするため

・自分を正しく評価してもらうため

・自身のキャリア・強みを明確にするため

これらの理由を理解しておくことで、どのように成果アピールをすればよいかの方向性を決められます。

自分が達成したことの意味を明確にするため

エンジニアが、自分が達成した成果の意味や意義を明確にすることには、周囲の人からの評価を得るだけでなく、自己成長にもつながります。自分自身の成果を明確にすることで、以下のことに気づけるでしょう。

・自分の成果が意味のあることであったのか

・自分の成果によって企業や社会へどのように貢献したのか

さらに、成果をアピールすることで、自分自身では気づけなかった課題や改善点を発見できる可能性もあります。このように、自分が達成したことの意味を明確にすることは、エンジニアとしての成長や価値を高めるために必要な要素のひとつです。

自分の成果を外部にアピールするため

自分が達成した成果は、会社やプロジェクト内だけでなく、外部からどのように評価されているかも大切です。外部からの高い評価があるほど、自分のスキルや実績に対する信頼度も高まります。

また、成果を外部に適切にアピールすることで、エンジニアとしての自分自身のブランディングも可能です。自分自身をブランディングすることは、就職や転職時に有利になることもあります。

ただし、アピールする際には、アピールする相手や相手が求めているポイント、アピールの方法を考慮することが重要です。適切な相手に適切な方法で自分の成果をアピールすることにより、自分の成功を外部に発信し、より良い結果を得る可能性が上がるでしょう。

自分を正しく評価してもらうため

エンジニアは、自分の成果や実力を正しくアピールすることで、クライアントからの評価を上げることにつながります。クライアントからの評価が低くなってしまうと、次の仕事を得られなかったり、プロジェクトにアサインされなかったりする可能性もあるため、正しい評価を得ることは非常に重要です。

自分を正しく評価してもらうためには、自分のこれまでの実績やスキルを正確にアピールする必要があります。アピールする際には、具体的な数字や事例を交えることで、エンジニアとしての成果や実力を客観的に証明できます。これによって、クライアントに自分の実力を正しく認めてもらいやすくなり、キャリアアップにつながることがあるでしょう。

自身のキャリア・強みを明確にするため

エンジニアにとって、自分の成果をアピールすることは、自身のキャリアや強みを明確にするためにも重要です。自分が達成したことや貢献したことを整理することで、自分自身のキャリアや強みを発見できます。また、自身の強みや専門性を明確にすることで、周囲に正しく伝わり、自分の能力を最大限に発揮できるプロジェクトにアサインされやすくなるでしょう。

自分がアピールした成果が会社の目標やプロジェクトにどのように貢献したかが明確になることで、自分自身が望むキャリアパスを見つけることにもつながります。エンジニアは自分の成果をアピールし、自身のキャリアや強みを明確にしていきましょう。

エンジニアが成果アピールする際に意識すべき6つのポイント

エンジニアが自身の成果をアピールする資料を作る際には、以下の6つのポイントに注意することが重要です。

・技術力をイメージしやすい「実績」を記載する

・職務の経験度が伝わるよう「知識・スキル」を記載する

・技術や分野の「経験期間」を記載する

・最新技術を導入した経験がある場合はその経験も記載する

・関わった工程を具体的に記載する

・参画したチームの規模を記載する

これらのポイントを押さえることで、自身の強みや専門性を客観的に証明できます。

技術力をイメージしやすい「実績」を記載する

エンジニアが自身の技術力をアピールするためには、担当したプロジェクトにおける具体的な実績を記載することが重要です。

プロジェクトの基本情報としては、規模、期間、自身の役割を記載しましょう。さらに、読む人がイメージしやすいように、以下の項目を記載するのもおすすめです。

・どのような問題点を解決したか

・自身の役割の重要性

・どのような技術的課題を解決したか

・採用したアルゴリズムや設計思想 など

これらの実績を詳しく説明することで、クライアントや上司があなたの技術力を正しく評価できます。そして、自分の技術力を具体的にイメージしてもらうことで、将来的なプロジェクトへのアサインやキャリアアップにもつながるでしょう。記載する際には、技術力をイメージしやすい実績を選ぶように意識してください。

職務の経験度が伝わるよう「知識・スキル」を記載する

エンジニアが自分の成果をアピールする際には、自身が保有する知識やスキルを詳しく記載することも重要です。

ただし、エンジニアとしての開発スキルや扱える言語に加え、以下のようなスキルもアピールポイントとなるため、積極的にアピールしましょう。

・顧客との折衝や調整力

・スケジュール管理や進捗状況の管理力

・営業的な知識やスキル

自分が担当したプロジェクトで、上記のスキルや知識をどのように活かしたかを具体的に示すことで、職務の経験度をアピールできます。

ポイントは、企業や経営者の視点に立ち、自身が保有するスキルや知識がその企業にとってどのような価値を持つのか、どのような問題を解決できるのかを考え、そのアピールポイントを強調することが大切です。

技術や分野の「経験期間」を記載する

エンジニアが自分の成果をアピールする際には、自分が経験を積んできた技術や分野、プロジェクトの経験期間を明確に記載することも重要です。これにより、経験豊富なエンジニアであることをアピールできます。

ただし、単に経験年数が長いからといって、必ずしも能力が高いと評価されるわけではありません。実績や技術力のレベルにも着目することが大切です。自分が実際に成し遂げた成果を具体的に示し、それらがどのような価値を持つのかをアピールしましょう。また、業界の経験年数も記載することで、より信頼性のあるエンジニアであることをアピールできます。

最新技術を導入した経験がある場合はその経験も記載する

最新技術導入への対応は、エンジニアにとって重要な業務のひとつです。経験豊富であることをアピールするためにも、その経験を具体的に記載することが大切です。ただし、単に技術を導入しただけではアピールポイントとしては十分ではありません。アピールするべきポイントは以下のとおりです。

・導入した最新技術がクライアントや自社にとって必要不可欠であること

・それまでにない技術であり、難易度が高かったこと

・技術を導入する前と後の状況を具体的に示すこと

・技術導入によって解決できた課題点

また、技術導入における自分の役割や貢献度についても明確に示すことが重要です。自分がどのような立場で、どのように貢献をしたのかを具体的に示すことで、アピール効果を高めることにつながるでしょう。

関わった工程を具体的に記載する

エンジニアが自己アピールをする際には、関わった工程を具体的に記載することも大切です。一般的な開発プロジェクトには、要件定義、設計、開発、テスト、運用保守といったフェーズがあります。どのフェーズに関わっていたかを明確に示すことで、プロジェクトでどのような貢献をしたかをアピールしやすくなります。

さらに、担当した役割や業務内容を具体的に記載することで、自分がどのようなスキルを持っているかをアピールすることも可能です。また、具体的な工程だけでなく、その工程で達成した成果や改善点も記載しましょう。

たとえば、「テストフェーズで発見したバグを修正し、プロダクトの品質を向上させた」や「設計フェーズで提案した改善案を実装し、開発工数を大幅に削減した」といった具体例を挙げることで、自己PRの説得力を高められます。

参画したチームの規模を記載する

エンジニアが成果をアピールする際には、参画したチームやプロジェクトの規模を明記することも重要です。

プロジェクトの規模が大きいほど、多くの人々と協力して複数の業務を遂行する必要があります。アピールすべきポイントは、自分がどの程度の責任を担っていたのかや、どの程度の影響力を持っていたのかという点です。そのため、プロジェクト参画者の人数を明確に記載することが求められます。

とくに、マネジメントに携わった場合は、チーム規模を明確にしましょう。チーム人数が多いほど、リーダーシップやコミュニケーション能力が重要になるため、チーム規模を記載することがアピールにつながります。

エンジニアの成果アピールの例文を紹介

エンジニアが成果アピールをする際に、参考となる例文を以下の4つのケースに応じて紹介します。

・技術・知識をアピールする例文

・コミュニケーション能力を強みとした例文

・ユーザー視点をアピールする例文

・学習意欲の高さをアピールする例文

自分の直面している場面を考えたときに、一番マッチする例文を参考にしてみてください。

技術・知識をアピールする例文

エンジニアが技術や知識をアピールする場合、具体的な数字や専門用語を使って実績を示すことが重要です。これにより、自分のスキルや知識を明確にアピールできます。

【例文】

私は過去に〇〇プロジェクトに参画し、4か月の開発期間中にプロジェクトマネージャーとして40名のチームを率い、〇〇というシステムを開発しました。このプロジェクトでは、XXXを導入することで納期を2週間早め、予算を10%削減し、顧客から高い評価を得られました。

また、私は〇年間、大手企業でWebシステムの設計・開発を担当し、HTML5、CSS、JavaScript、jQuery、Bootstrapなどの技術を駆使し、レスポンシブデザインに対応したシステムを開発した経験があります。さらに、システムのUX改善にも尽力し、ユーザビリティを高めることに成功しました。

コミュニケーション能力を強みとした例文

エンジニアの成果アピールにおいて、コミュニケーション能力を強みとしたい場合は、具体的でわかりやすい例を示すことが大切です。

自分がどのような業務を担当し、どのような成果を出したかを示し、チームやクライアントと円滑なコミュニケーションをとったことをアピールするとよいでしょう。ただし、相手の求めるエンジニア像に合わせた自己PRを心がけ、過剰な自己アピールは避けることが大切です。

【例文】

過去〇年間のエンジニア経験を通じて、私はコミュニケーション能力を磨いてきました。チーム内でスムーズな情報共有や問題解決のために、相手の立場に立ったコミュニケーションを心がけています。また、クライアントとの折衝にも積極的に参加し、プロジェクトの進捗状況や課題を報告することでクライアントからの信頼を得てきました。

これらの経験を通じて、私はコミュニケーション能力を活かしたプロジェクトの成功経験を持っています。その経験を活かして、チームやクライアントと円滑なコミュニケーションをとりながら、目標達成に向けて取り組んでいけます。

ユーザー視点をアピールする例文

ユーザー視点での開発が得意であることをアピールする場合、実際に取り組んだ内容を具体的に書きましょう。とくに、ユーザー視点に立つために、自分が実際にプロダクトを使用してみたり、フィードバックから改善していることをアピールしたりすると有効です。

【例文】

私は、常にユーザーの視点を重視した開発を行うことに注力しています。これは、関わったプロジェクトで常に実践してきたことであり、ユーザーからのフィードバックを積極的に収集し、それを改善点に反映させることで達成されています。

たとえば、以前のプロジェクトでは、ユーザーが使いやすくなるようにプロダクトのユーザーインターフェースを改善するために、デザインを調整したり、機能を改善したりしました。また、プロダクトの実際の使用体験をテストするために、自分自身がプロダクトを使用し、問題を特定し、改善点を提案することも行いました。

さらに、ユーザーからのフィードバックを積極的に収集するために、アンケート調査を実施したり、ユーザーへのインタビューを行ったりしています。このように、常にユーザーの声を聞き、プロダクトの改善に反映させることで、ユーザーからの高い評価を得られました。

私はユーザー視点に立った開発を行い、ユーザーのニーズや要望に対応したプロダクトを提供し、ビジネスチャンス拡大に貢献できると自信を持っています。

学習意欲の高さをアピールする例文

自分自身の学習意欲の高さをアピールする場合は、現在学習していることやこれまでの努力の経験を示すとよいでしょう。

【例文】

私は、常に学習意欲を持ち、新しい技術やトレンドを学ぶことに熱心です。自己学習にも積極的に取り組み、とくにAIやディープラーニングに関する知識を深めるために、オンラインコースや書籍を利用して勉強しています。

また、社内の研修プログラムにも積極的に参加し、最新の技術やツールの習得にも取り組んでいます。これまでの努力の経験として、自分自身でWebアプリケーションを作成したことや、サーバーの設定、運用などの実務経験を積んできました。

私は、常に自分自身のスキルアップを追求することに喜びを感じ、チームに貢献できるエンジニアであることを自負しています。新しいことを学ぶことに喜びを感じ、自分自身の成長を継続的に追求していくことが、私の強みであると考えています。

エンジニアとして自分の成果を伝えられるようにしよう

この記事では、「エンジニアにとって重要な成果アピール」について説明し、アピールする際に押さえるべきポイントや例文などを紹介してきました。この機会に、自分の保有スキルや経験を洗い出して、これまでの成果や自分の強みを整理してアピール資料を作成してみましょう。

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