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大阪のくら寿司で世界各国の料理を食べる

 くら寿司と言えば回転寿司である。
 しかし、かつて大阪万博ではその常識を覆し、回る皿の上に世界70ヶ国の料理を再現したくら寿司「大阪・関西万博店」が存在した。

 だが大阪万博は終了し、世界各地の珍しい料理が回る店は存在しなくなった…はずだった。

大阪・関西万博のレガシーを引き継いだメモリアル店

 
 と言うわけで、実は今でも「世界各地の料理が回るお皿で食べられるくら寿司」がなんば千日前にあると聞いてやってきました。

 場所はメトロなんば駅から徒歩10分弱。
 ミナミ千日前商店街に入ってすぐの所にそのお店はありました。
くら寿司自体が商店街のあちこちに大きな吊り看板をしているので、近くに来れば場所は何となく察せられるのですが、実は近くに同じくら寿司が何件か存在しており、うっかり間違って別の店舗に行っても世界の料理は食べられないので注意が必要です。
 あくまで「なんば千日前店」だけのサービスですね。

 さて、その千日前店に入ると、やはり案の定の物凄い待ち人の数。特に家族連れが非常に多いですね。一方で実は回転の速いカウンター席もあり、一人ならこちらを狙うのも手です。
 確実さを求めるのであれば、お店の予約は必須と思います。

 そんな訳で一人の身軽さを生かしてカウンター席に座り、さっそく注文パネルに目を通します。
 しかし、期待したパネルにはごく普通のくら寿司のお寿司が!

回転寿司の席に最初に座った時のワクワク感

 そう、実はこのなんば千日前店ですが、一般的なくら寿司のお寿司も提供しているのです。
 もちろん普通のお寿司に交じって海外の料理も流れてくるのですが、ここはやはりタッチパネルで自分好みの料理を探したいもの。
 実は海外の珍しい料理は一律300円皿なので、300円以上のお皿で絞って探すと、簡単に見つけることができます。

 これが世界各地の料理…!
 ファラフェル、タリアータ、チョフテ、ケバブ(はまだ分かる!)、ハーリング、ピアディーナ、サンデーロースト、タコのサラダ、そしてマラコフ…
 まさに「名前を聞いても味が全然想像できない」料理のオンパレードです。
 これはもう、ワクワクが止まりません。
 さあいざゆかん、未知の味の探求へ!

 まずは最初の一皿。
 キューバ共和国より「ロパビエハ」!!
 意味はなんと<古着>。名前から味から何も想像がつかない料理です。
 さぁ注文だ!

 実際のお皿はこんな感じ。
 一口パクリ……これは!美味い!
 ロパ・ビエハとは細く裂いた牛肉をトマトとピーマンと玉ねぎで作るクリオージャーソースでほろほろになるまで煮込んだキューバの伝統料理だそうで、なるほど、柔らかく煮た牛肉とトマトの相性が抜群ですね。
 さぁ、次々と食べていきましょう。

 お次は「アンゴラ共和国(どこ?)」より「チキンムアンバ」!!
 なんと世界美食ランキング10位に入ったこともある料理だそうで、ピーナッツ風味のソースで絡めたチキンソテーといったお味。トウモロコシの粉を練ったウガリも付いていてこれも美味しい!
 ちなみにアンゴラ共和国は南大西洋に面したアフリカの国で、現地ではもっと汁気の多いシチューみたいな感じだそうです。

 次はアイルランドから「ボクスティ」です。
 ホクホクともっちりの中間くらいの食感に、チーズソースがマッチしてこれまた美味しい!
 ボクスティはジャガイモで作ったパンケーキなのですが、同じようなジャガイモ出身の日本のいももちはモチモチが強いのに対して、こちらは「パンケーキ」だけあってパンのようなしっとり感が面白い。アイルランドはジャガイモ料理が非常に豊富で、その中でも最も伝統的な料理がこのボクスティなのだとか。
 ちなみにボクスティとは「貧者のパン」を意味するそうで、今でこそアイルランドは世界有数の一人当たりGDPの高さを誇る裕福な国になりましたが、かつてはジャガイモ飢饉によって100万人を超える人が餓死するなど、壮絶な過去を乗り越えて今があるようです。
 しかし、このボクスティを食べている時はそんなことはつゆ知らず、普通にもっちりほくほくして美味いと感心していたのでした。

 お次はソロモン諸島から「キャッサバのフライ」ですよ!
 キャッサバは芋の一種で、タピオカの原料でもよく知られてますが、芋のままの物は食べた事がありませんでした。
 そんな初キャッサバフライをココナッツソースでぱくり。
 これは…ジャガイモとサツマイモの中間のような味と触感!当然のように美味い! 

 ここで箸休め代わりにひんやりした料理。
 フィジー共和国より「ココンダ」です。
 一見甘いデザートのように見せかけて、しっとり塩味と酸味のきいたココナッツクリームに魚の刺身がIN!刻んだきゅうりと玉ねぎの食感が刺身と合わさって…凄く不思議な味でした。でもこれも美味い。   ちなみにスプーンは付いていないです。 

 お次はリトアニア共和国より「シャルティ・バルシチャイ」!これも小カップタイプです。
 意味は「冷たいボルシチ」という事で、なるほどひんやりクリーミーなビーツのソースに、カリカリのパンを付けて食べる感じです。
 暑い時期にはこの冷製スープが美味しいですよね。甘みのある優しい味わいでした。
 

ゴミやカップは脇に置きましょう

 なお、くら寿司と言えば食べ終わったお皿を投下してカウントするシステムですが、この「海外の料理シリーズ」はお皿の上に別のお皿が乗っていたり、ライムやレモンのカットが乗っていたりと投下できないお皿やものが多数あります。
 これらを無理に投入口に入れようとすると故障の原因になるので、投入するのはあくまで寿司皿だけにして、カップやゴミなどは別に置いておくようにしましょう。

 そして次はサンマリノ共和国より「ピアディーナ」もいただきました。
 中身は合鴨ローストやトマト、レタスにクリームチーズを挟んだトルティーヤといった感じです。
 合鴨の旨味にトマトの酸味、チーズが三位一体となってこれも美味しい。

トルティーヤの中を開くとこんな感じでした。

 そしてコロンビア共和国から「パパクリオージャ」です。
 ジャガイモはコロンビア産の物を取り寄せているそうで、スパイシーなトマトソースが掛かった丸ごとポテトフライです!
 これは味はもうポテトフライですね。

 最後はアゼルバイジャン共和国から「サジ・イチ」
 これはピリ辛のソースが乗ったつくねといった感じで、スパイスの効いたトマトソースに玉ねぎとつくねがこれまたよく合う組み合わせです。
 お酒によく合いそうな料理で、居酒屋のメニューにあったら頼んじゃいそうですね。
 ちなみに、本場アゼルバイジャンの「サジ・イチ」は羊肉と野菜を炒めた豪快な大皿料理だそうなので、これは結構アレンジ強めかも…
 

 そんなわけで、世界各地の料理を大阪のくら寿司で食べてきました。
 メニューではまだまだ聞いた事のない珍しい料理や、デザートなどもたくさんありましたが、お腹もいっぱいになりましたので、また次回訪れた時のお楽しみにしたいと思います。

 大阪万博のレガシーを受け継いで、世界各地の料理を出してくれるなんば千日前店の「くら寿司」
 大阪の新名所として、大阪に立ち寄られた際はぜひ、食事の候補に検討をされてみてください!

 なお我慢できなくて普通のお寿司も食べてました。

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makoto_yoshida

JavaとかjQueryとか。
動物大好きで月に2~3回は動物園に写真を撮りに行っています。
健康ネタ、料理ネタも好きです。

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