今回は、金融リテラシーの資格として人気のあるFP(ファイナンシャルプランナー)に挑戦しました。
どんな人間がどのような想いで受験したか、もしご興味があれば参考にしてみてください。
筆者について
簡単に、執筆現在の私がどんな人間かご紹介します。
職業
- 開発SEとして20年目
- 業務系SEで、業界は流通業/小売業/製造業など
- 現在は上流工程と運用保守
資格
- 2023年に応用情報技術者試験を取得
- 2025年に日商簿記2級を取得
- 他、ベンダ資格やビジネス系資格が諸々
なぜ受験しようと思ったのか?
上記の通り、特に金融関連の人間ではありません。
職業としては、FPが無くても困らないと思います。
一応、理由は2つありますが、それほど必要な理由でもありません。
- 簿記を勉強したので、FPもあった方が良いと思った
- 関わっている業界的に『何かしら』関係があると思った
結局は、自己満足なのかもしれません。
それでも、やらずに後悔するよりマシだと考えました。
FP2級について
FPは国家資格です。
どのような資格なのかは、下記のHPをご覧いただくと良いでしょう。
FP協会と金財に分かれており、好きな方を受験できます。
学科と実技があり、学科はFP協会も金財も同じもの、実技はそれぞれ違う試験になっています。
実技はさらに、個人資産なのか保険関連なのかなども選びますが、ここでの説明は割愛します。
ネットで見かけた情報では、個人で受験する人はFP協会を選ぶことが多いらしいです。
一方、金融機関で働いていて会社の命令で受験する人は、金財が多いらしいです。
私は個人ですが『金財』の個人資産相談業務にしました。
理由は、3級の時に金財を受験したので、同じにしようと考えました。
(当時は3級の金財だけがCBT方式に対応していました)
そして、2級も2025年5月よりCBT方式となりました。
CBTになったので、受験の日程を自分で決めることができます。
この点は、忙しい人でも自分の予定に合わせて受験ができるのでありがたいですね。
どのくらい勉強したか?
時間では、115時間 + 50時間 = 165時間です。
なぜ分かれているかと言うと、はじめは不合格になったからです。
はじめは115時間、不合格後に追加で50時間という感じです。
点数
まずは学科・・・60点中36点(60%)が合格基準なのですが
ぜんぜん届いていません!
正直、ぜんぜん分かりませんでした。
そもそも受ける試験を間違えていない?とすら思いました。
そして実技・・・50点中30点(60%)が合格基準。どうでしょうか?
あと1点?!
でも、学科と同じくやはり分からないものだらけでした。
計算問題の公式や、暗記が必須な値も知りませんでした。
リベンジです!
制限時間をフルに使って見直しをし、とにかく祈ってました。
合格基準には達して、ひと安心です。
結果
約1か月後の2025/8/18(月)、結果発表です!
と、いうことは?
そういうことです!
教材
スタディングを利用しました。
理由は、3級の時にもスタディングを利用したからです。
くれぐれも誤解しないで頂きたいのですが、最初の受験が不合格だったのはスタディングのせいではありません。
後述する、私の『心構え』が原因でした。
スタディングでは、基礎知識や段取りを理解することができました。
また、AIが私の学習状況により復習するべき問題を出題してくれるなど、とても効率よく有益でした。
不合格後に、YouTubeで人気の『ほんださん』の動画を見かけました。
そして、自分の『心構え』が間違っていることに気付きました。
この動画では「落ちる人の特徴!」という内容が語られており、まさに私がそうだったのです!!
他にもFP2級対策の動画がまとめられた再生リストも見つけ、全ての動画を2回観ました!
その後に検討の末、過去問道場にシフトしました。
過去問道場は、学科も実技も過去6回分のみを繰り返しました。
(2025年5月から遡り、2023年9月まで)
また、気になることがあったら国税庁や日本年金機構のサイトで確認しました(キーワードで検索したら引っ掛かったので)
心構え
さて、不合格に直結する部分です。
資格は過去問が大事!!という意識があったのですが、何が大事なのかを誤解していました。
下記の2つを比べてください。
- 過去問を暗記するほど繰り返せば良い!
- 何を問われているのか、本質的に理解するべき!
私は前者でした。
なので「FPの過去問、簡単だな。試験も余裕だな!」という驕りの結果、見事に散ったのです。。。
ほんださんの動画を観たおかげで、その驕りを自覚し過去問の解き方が変わりました。
また、過去問道場にシフトしたのは、解くべき問題数が圧倒的に足りないと思ったためです。
特に直近の2025年5月の問題は、初見では全然分かりませんでした。
何にせよ、この一件のおかげで学習の姿勢が改善できたのはとても良かったと思います。
FP資格は役に立つのか?
合格し資格を取得しましたが、では役に立つのか?
もちろん、人それぞれではありますが、私は『役に立っている』と実感しています。
まず、業務では企業会計に関する知識が改めて学習できた点です。
FPは個人向けじゃないの?と思われるかもしれませんが、実は企業会計も結構学べるのです。
簿記や応用情報の復習にもなりました。
そして、個人としては住宅ローンや資産運用、相続などについてです。
なんとなく聞いたことがあるけど、よく分からなかったことが分かるようになりました。
特に住宅ローンについては、見直しを検討するきっかけになりそうです。
さいごに
色々と書いてみましたが、結論としてはFP2級を受験して良かったです。
この資格は、ネットやYouTubeを観ているとおススメの資格として取り上げられることが多いみたいです。
ただし、役立つかどうかは別です。
個人的には、金融系や経済学を学んでいない人が受験するには少し難しいと思います。
勉強にはそれなりに時間もかかりますので、何のために取得するのかを考え、挑戦するか否か判断されることをオススメします。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。