この記事は Agent Grow Advent Calendar 2025 の記事です。

ぽぽかーふぇいす！レディーガガの名曲「ポーカーフェイス」をご存知でしょうか。
もう１５年ぐらい前の曲だと思います。この曲が流れる頃、一人の浪漫チックな保安官 警備員が、とある名古屋のポーカーバーの扉の前に立っていました。そう、こんなクリスマス間近に。

今ここに、のちに名古屋で「代表」と呼ばれる自称する男の、浪漫の物語を紐解こう。

→尺が足りないのでまた後日にします。

もしあなたが、ポーカーバーで遊んだことがないなら、人生で損をしているかもしれません。もしかしたら「面白い奴だな！」とセレブな方に気に入られて、役員秘書の仕事を得られるかもしれませんから。

「ポーカー？あぁ、５枚配って１回交換して役をつくるトランプのゲームね」ぐらいの認識の方は多いと思います。これは「ドローポーカー」といいまして、数多くあるポーカーの中ではかなりマイナーなゲームなのです。

数多くあるポーカーの一番人気は、なんといっても「テキサスホールデム」。

最初に手札を「２枚だけ」参加者に配るポーカーです。２と７が来た？うん、降りておきましょう。

２枚じゃポーカーにならないって？大丈夫。準備が整うと、場札（フロップ）として３枚出てきますから。これで５枚。ポーカーの役が成立しますね。そうです、場札は参加者全員が使えるカードなのです。

そして、手札２枚は自分だけが使えるカード。ＡとかＫを手に持って、強いワンペア以上を狙うのが定石です。最強のスターティングハンドはＡＡ。あらゆる敵ハンドに８割近い勝率を誇るモンスターです。

手札により、役の優劣が発生します。手札にＱをもっていて、場札にQが１枚あればQのワンペア。２枚あればQのスリーカード（めちゃ強！）。仮にＫＪＡと落ちれば、10のストレート待ち（ドロー）です。ＡやＫの完成ワンペアに睨まれてますので、めちゃくちゃ攻め込まれそうですけどね。

・・・Qと10を持っている？なんと！いきなりストレート完成ですね。ワンペアやツーペアをお客さんにするチャンスかも。そのまま「変なカードが４，５枚目で落ちなければ」ですけどね！よくあるのが
特定のマーク（スート）が３枚以上落ちて、フラッシュに捲られる、というのがあるあるです。

手札２枚＋場札３枚の５枚ではさすがに運ゲーなので、場札には最大５枚までカードが出てきます。２＋５の７枚のうち、自分にとって一番都合のいい５枚を使って役の優劣を競うのです。

ここで注意が必要なのは、ゲームに参加するにしても、次のカードを見るにしても、そして最後の最後、勝ち名乗りをあげようとする時にも、チップという名の銃弾が飛んでくる（ベット）ことがあり、それに対応しなければならないということです。もちろん、こちらからぶっ放すこともあります。

飛んできたチップの額を自分も場に供託する（コール）か、その倍額以上（レイズ）の銃弾を打ち浴びせて相手に反撃するか、すごすごと退散する（フォールド）か。面白いのは、自分が何をもっていたとしても、「他の全員が降りてしまえば勝ち」になることですね。ここ、ポイントです。

相手の手札はモンスターハンドか、ドローハンドか、ブラフか。自分から攻めるなら、自分のハンドを何にみせかけたいか。弾薬の量はどうするか。ポット（場の賞金チップ）が大きい時に少量の弾薬では、相手もリスクを冒してくるかもしれませんし、弱気とみられて大きな反撃をくらうかもしれません。

読みと運と押し引き。確率と期待値の計算。めまぐるしく変わる手役の状況。頭使いますよー！

「負けたやつはいない。負けたと思ったやつがいただけだ(｀・ω・´)ｼｬｷｰﾝ」とか言っていると、いつか相手のど本物にぶち当たってしまうかも？？

さて、この弾薬（チップ）ですが、自分のアクションのタイミングでいつでも

全 弾 ぶ っ 放 す

ことができます（オールイン）。非常にパワフルかつリスキーなアクションです。最後通牒ですね。「無駄な抵抗は止めて大人しく降りておけ！！」という宣告です。ときに「上等だぁ！コール！」されることも多々ありますが。

どちらが勝っているかは、ショーダウンで神様にききましょう。なお、まだ場札が５枚出ていないなら、５枚までは必ずめくられます。ドラマチック・リバー（５枚目）で圧倒的に優勢だったガンマンが逆転で倒されることも。ラストマン・スタンディングは誰だ？

トランプについて。数千・数万回のシャッフルに耐えうる専用のトランプを利用します。私は「コパッグ」というメーカーのトランプを持っています。一式２デッキで４０００円ぐらいします。買うときはポーカーサイズを買いましょう。ブリッジサイズを買うと小さくて泣きます（一敗）。花札のように２デッキ準備して、１ゲーム中にディーラーがもう１組をシャッフルするイメージです。

バカラみたいに絞ったり折ったり破いたりすると弁償ですのでやってはいけません。

「ショットガン・シャッフルはカードを傷めるぜ！」という某有名マンガのセリフがありますが、かなりの回数のショットガン・シャッフルに耐えます。なおショットガン・シャッフルでないと、とてもゲームを回せません。ポーカーバーに行くことがあれば、ディーラーさんのカード捌きも見てください。

ポーカーフェイスの対極にいる浪漫チックな筆者ですが、ポーカーしているときは真剣（ガチ）です。闇（テネーブル）のオーラをまとってます。HUNTER×HUNTERで例えたら爆弾魔（ボマー）のイメージです。あのサングラスほしい。最近売り出したそうなんですけど１万ぐらいするので手が届きません。買っても多分似合いません。

恐れ、畏れ、怒り、喜び、悲しみ、嘆き。
ポーカーやってると、無機質な生活では得られにくい感情が湧き上がることもあります。でも実は、
感情が判断に影響しているようでは三流なのです。ひたすらに冷徹な判断を繰り返す冷奴（Cool Guy)でありたいものですね。ポーカーフェイスが一番似合わない、浪漫チックな漢が語っております。笑うのはチップを独占してからにしましょう！

これでも、細かいルールはハショって雰囲気中心に語らせていただきました。「ルールを覚えるのは１０分、極めるのは一生」と言われるゲームです。運ゲーにして運ゲーにあらず。麻雀とはまた別の角度の知的競技なのです。

無料アプリもたくさんありますので、興味を持ちましたらお気軽に遊んでみてください。代表はディーラーができますし、チップもコパッグも持ってますので、いつか皆様に布教できる日がくるのを楽しみにしております。リアルマネー賭ける、ダメ絶対。マナーを守って、楽しいポーカーライフを！

(c)写真ＡＣ