お疲れさまです、みやもとです。
このところ図書館を結構な頻度で利用しています。
いろいろ驚いたり感心したりすることがあったので、「最近の図書館便利だよ!」「最近じゃなくても図書館便利だよ!」ということをお伝えしたくなりました。
図書館システムの進化に驚く
実のところ私も図書館を使うのは久しぶりで、最後に本を借りたのはだいたい20年ぶりぐらいだと思います。
恥ずかしながら図書館の利用カードも紛失していたため、再発行からのスタートとなりました。
カードを再発行した後、あらためて図書館の利用について説明を受けてびっくりしたのがシステムの進化ぶりです。
最後に図書館を利用した時の記憶では、
- 図書館に行って借りたい本を探す
- 窓口に持っていって貸し出し手続きをしてもらう
- (延長したい場合)窓口で延長手続きをしてもらう
- 期日までに窓口に持っていって返却手続きをしてもらう
という感じで、基本的には図書館の方に全ての手続きをお願いする形でした。
混んでいる時なんかは窓口前に列ができていて、列が短くなるまで適当な席を探してその場で読んだりもしていたような気がします。
それが今や
- 図書館のサイトで借りたい本を予約する
- 予約した本が用意されたタイミングで図書館に行く
- 棚に並んだ予約本を取り出して貸し出しシステムで手続きをする
- (延長したい場合)図書館のサイトで延長手続きをする
- 期日までに図書館の返却ボックスに入れる
という感じで、予約本を用意してもらう以外の手続きは自分で済ませることができます。
予約した本の準備ができたタイミングで事前に登録したメールアドレスに通知が来るので、そこから決められた期限内に図書館に行けばOKです。
予約なしで本を借りる場合は以前と同じく窓口にお願いすることになるのですが、予約システムを使う人が多いのかそれほど並ぶこともなくスムーズ。
実に便利!
(あくまでみやもとが通う図書館のシステムなので、他のところはまた違うかもしれません)
個人的に感じる図書館のメリット
本の収納場所に悩まなくていい
本好きの多くが買った本の置き場に頭を悩ませているのではないでしょうか。
電子書籍にすれば解決するかと思いきや、結局気にするところが実際の場所なのか端末の容量なのかという違いだけということもあります。
あと、これは端末によって可否がわかれるかもしれませんが、複数の本をちょっと見比べるとかは紙の本の方がやりやすい印象。
図書館で借りた本は期限までに返す前提なので、借りている間の置き場だけ解決できれば収納場所の問題はありません。
本選びが気楽
たとえばいくつものテーマを集めた1冊の本で、その中の数ページだけ読みたい内容があったとします。
立ち読みで済ませる人もいるかもしれません。
他のページも読む可能性にかけて買う人も居ると思います。
でも、「ここしか読まないのに買うのは……」と悩んだ末に諦める人も少なくないのでは?
そんな時こそ図書館です。
基本無料で借りられますし、「せっかく買ったんだから全部読まないともったいない!」みたいな気持ちにならず、気楽に向き合うことができます。
借り物でももったいない気持ちになるのは……なんとか折り合いをつけてください💦
また、「タイトルで面白そうと思って買ったけど思ってたのと違った」とかも、借りた本なら買った時よりはショックが少なくて済みます。
気軽にばんばん借りて読みましょう。
積ん読(つんどく)増加防止
欲しい本を買ったところで満足して、つい読まずにそのまま積んでしまう……。
一部の本好きには心当たりがあるのではないでしょうか?
せっかく買ったんだから読め!というのは正論なのですが、なんかすぐ読み終えるのが惜しい気持ちになったりして先送りにしてしまうんですよね。
しかし図書館で借りた本には返却期限があります。
せっかく借りた本を「なんか惜しい」で読まずに期限を迎えるわけにはいきません。
結果として積ん読が増えなくなります。
自分では入手困難な本を読める
私が図書館利用を再開した一番の理由がこれです。
調べ物をしていて書籍を検索すると、たびたび「絶版」「取り扱いなし」の表示に出くわします。
こうなると書店だろうが通販サイトだろうがまず新品で買うことはできません。
古本屋やフリマ、オークションで見つけられることもありますが、やっぱり使用感が気になったり、ものによっては希少価値で値段がつり上がっていることも。
そこまでして探したのに読んでみたら思ってたのと違った……となると悲しみもひとしおですし、中古販売すら見つからない本というもの結構あります。
そういう本を図書館のサイトで検索して借りるわけです。
私が利用している図書館は直接足を運ぶ範囲に無くても同じ団体で管理している本については無料で取り寄せできるので、サイトで手続きすると受け取り図書館に取り寄せてくれます。
蔵書が無いこともたまにはありますが、そういうときは窓口でお願いすれば他の図書館の蔵書貸し出しもできるので大丈夫。
ただし遠方の図書館だと輸送費を負担しないといけないこともあるので、図書館のスタッフさんに確認してください。
あと、他の図書館から借りた本は貸し出し時と返却時にその場で汚れや破損のチェックをされたりと通常蔵書よりいっそう管理に気を遣っておられる感じなので、ちょっと緊張するところはあるかもしれません。
借りたい本がどこの図書館にあるかは国会図書館のサイトから検索できるので、事前に「この図書館のこの本を借りたい」と窓口で伝えるとスムーズかも。
似た名前の本があったりすると手続きの時の確認がちょっと手間なので、本のタイトルは長くても全部メモしていきましょうね!
上手に利用して知識欲を満たそう
ここまで図書館のメリットを挙げましたが、本は全部図書館で借りればいいと思うわけでもありません。
たとえばプログラミング言語の本や技術書等、アップデートが頻繁なトピックの書籍は図書館が毎度最新を追いかけて用意してくれるわけではありません。
また、当たり前ですが借り物なので、直接本にメモしたり付箋をつけたりもできません。
私の場合だとレシピ本は横に置いて見ながら料理したくなりますが、うっかり汚してしまうのが怖いのでこれも借りるより買った方が安心。1)手続きをすれば本の一部をコピーできることもあります。
汚すのが怖い本は部分コピー可か図書館で相談してみてください。
無断でコピーしたり、1冊全部コピーはダメなのでご注意を。
紙でも電子書籍でも自分で買う本と図書館から借りる本の基準を設けて、上手に使い分けましょう。
また、欲しい本を買うかどうかの判断用に借りてみるのも良いと思いますが、先に挙げたように図書館で借りることしかできない絶版本とかもあります。
めちゃくちゃ興味深い内容で「これは手元に持っておきたい!」と思った本に限って絶版だったりすると、存在しているのに手に入れられない悲しみで大変狂おしい気持ちになります。
自分なりの基準と葛藤を乗り越えて、素敵な読書ライフをお過ごしいただければ幸いです。
最後に
私が次に借りたい本の一部をご紹介して締めたいと思います。
(家に置いとくと同業者ゆえの共感とか想像力でメンタルを削られそうなので)気になってはいるけど買うにはためらう本を気軽に借りられるのもありがたいですね。
では、素敵な本とみなさまの出会いを祈って!
最後までありがとうございました。
注訳はこちら
↑1 | 手続きをすれば本の一部をコピーできることもあります。 汚すのが怖い本は部分コピー可か図書館で相談してみてください。 無断でコピーしたり、1冊全部コピーはダメなのでご注意を。 |
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