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『少数精鋭』の本社メンバーに求められるもの(後編)

もうひとつの『重要なファクター』

前回は『エージェントグローが成功している理由のひとつは、少数精鋭の本社メンバーの存在である』というお話を軸に、『エージェントグローの本社メンバーとして必要なものは2つある』というお話をさせていただきました。

『少数精鋭』の本社メンバーに求められるもの(前編)

前回に引き続いての今回は、もうひとつの『重要なファクター』についてご紹介したいと思います。

簡単なようで難しいこと

そのもうひとつの『重要なファクター』とは、ずばり『深く考えること』です。

『考える』という視点で人を見ると、世の中には『考えの浅い人』と『考えの深い人』の2種類の人がいることに気づきます。

『考えの浅い人』とは、次のような思考をする人です。

  • あまり物事を考えていない
  • 考えるということを意識していない
  • 自分では考えているつもりだけど、なかなか上手く行かない

本人が意識しているか否かに関わらず、上記のいずれかに該当するようであれば『考えが浅い』といえるかもしれません。

ところで、次のような発言をしていたり聞いたりしたことはありませんか?

  • もう知ってます
  • 以前も○○でした
  • ○○さんが××と言っていました

『みんなが言っている」とか『8割の人が賛成している』といった理由で判断をしている人がいたら、その人は『考えが浅い』可能性が高いです。

このような思考スタイルは、ある種受け身でいられるのもあってとても楽です。

しかし、こと『エージェントグローの本社メンバー』においては、ある種致命的とも言える問題となります。なぜなら、『正しい判断ができない』ことにより『ミスが多発してしまう』ことに繋がるからです。

印象的な一言

エージェントグローの本社メンバーは、複雑な環境/状況のなかで判断することが求められます。

その職務の性質上、『○○のケースのときは、××のようにする』と決めておくことは困難です。必然的に『しっかり考えて判断する』ということが求められます。

……とはいえ、『深く考える』ことが最初からできる人はほとんどいません。さまざまな経験を通じて、『どうすれば深く考えられるようになるか』を『考える』という手順が必要になります。

さて、自分や自分以外の誰かが『考えが深い人』かどうかは、どうやったらわかるものでしょうか?

それは、その人がする『質問』から見えてきます。『深く考える』人は、往々にして『良い質問』をするのです。

『良い質問』をするためには、自分の中で論点や疑問をしっかりと整理することが必要不可欠です。漠然とした質問に対しては、漠然とした回答しか得られません。前提条件が不明瞭な質問に至っては、回答を得ることすら困難です。

質問力はビジネスパーソンの必須スキル。ビジネスを進めるうえではとても重要な能力なのです。

私は本社メンバーから質問を受けるとき、相手に高いレベルを求めます。例えば、その人の質問から『生産性を高めよう』という意思が感じられない場合には、『このような形で質問をしてきてください』と毎回指摘します。

過去に本社メンバーからエンジニアに戻った従業員も何人かおりますが、その方の言葉がとても印象に残っています。

エンジニアとして案件に入っているときは、自分は出来るほうだと思っていました。
しかし、本社に戻ってきて、まだまだ足りていない部分がたくさんあることに気付きました。

『良い質問』をするために

『良い質問』をするためには、深く考えなくてはなりません。しかし、それを意識しすぎると質問そのものができなくなってしまいがちです。

『分からないことがあるのに質問をしなくなる』というのは、最も良くないことといっても過言ではありません。そのような『負のスパイラル』に陥ってしまったあなたに向けて、『どうすれば良い質問ができるようになるのか』をご紹介したいと思います。

1. なぜその質問をするのか理由を述べる

ポイントのひとつ目は、『質問をした理由を述べる』ということです。

例えば、下記のような質問のしかたはよろしくありません。

○○について教えて貰えますか?

質問を受ける方からすれば、『この人はなぜこの質問をするのだろう』という点がみえません。そのため、さまざまな可能性を考慮した回答をしなければならず、非常に労力を使うことになります。

もしこのような質問をしたい場合は、次のような言い方を心がけると良いでしょう。

〇〇について教えてもらえますか? といいますのは、××のために知っておきたいからです。

こうすると、質問の受け手は回答のポイントがハッキリ分かるので、より正確な深い回答ができるようになります。

2. 問題ではなく解決策を持ってくる

質問をするタイミングとしては、なにか困難な出来事が起こったときが大半でしょう。

『どうすればいいかわからない』といったとき、ついついこのような質問のしかたをしがちです。しかし、これはよろしくありません。

どうすればいいですか?

このような質問を受けると、質問を受ける方はさまざまな状況を加味して、1から10までその場で考えなければなりません。これは非常に労力のいることですし、本来質問者が担うべき思考を丸投げすることと変わりありません。

このような質問をしたくなったら、自分に考えられる最大限の意見をまとめましょう。例えば、下記のような質問ができるとベストです。

私は〇〇しようと考えています。理由は△△です。この方向で進めますがよろしいでしょうか。

このように質問することで、質問を受ける方も回答がしやすくなります。それがあっていれば『OK』と言えば良いだけですし、ポイントがずれていればそれを指摘すれば良いからです。

『考える』ことは『重要なスキル』である

『質問の仕方』からは、その人の『考えの深さ』が透けて見えてきます。

常に結論を先に表明し、無駄な説明時間や誤解が生じる余地をそぎ落としていきましょう。あらゆる場面で、少しでも生産性を高めることを強く意識してみてください。そのために、『深く考えること』があなたの力になることでしょう。

一流のビジネスパーソンを目指す方、そしてエージェントグローの本社メンバーを目指す方は、ぜひ『深く考え、良い質問をする』という点を意識してみてください。

河井 智也

河井 智也

Javaエンジニアとして2つのITベンチャー企業でキャリアを積む。
2013年2月、貿易商社に入社し、グループ会社の立ち上げに携わる。

2013年6月から同社の代表取締役に就任。
独自に編み出した『スカウト採用』を用いて、3年間で従業員1名から70名に拡大させる。

2016年4月に独立のため退任し、同年5月に株式会社エージェントグローを設立。
創業1年半で100名以上のエンジニアを採用し、会社は急成長。
面接実施人数は1500名以上、応募者の内定承諾率は80%を超えている。

「中小企業で働くITエンジニアの労働環境を変える」をミッションに掲げ、報酬・賞与の透明化と適正化、エンジニアに案件参画の決定権を与えるなどミッション実現に向けて取り組んでいる。

趣味は読書。ビジネス書を中心に2600冊以上を読破。

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