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部下と強固な信頼関係を築くたった1つの方法

ただひとつの方法

いわゆる『上司』の立場にいるのであれば、あなたの配下にいる『部下』と信頼関係を築いていきたいと考えることでしょう。それも、ただの信頼関係ではなく『強固な信頼関係』を欲しているはずです。

『信頼関係を築く』と言うのはたやすいことですが、はたしてどうすればよいのでしょうか?

この世にはさまざまな方法論がありますが、私の考える『部下と強固な信頼関係を築く方法』はただひとつです。

部下に厳しいことを伝える

勘違いしないでいただきたいのですが、厳しいことを伝える前に最低限の信用を得ている必要はあります。赤の他人に言われたら腹が立つようなことも、無二の親友に言われれば素直に聞き入れられる。それと同じことですよね。

その『最低限の信用』を下地に、『強固な信頼関係』へと成長させる。そのためには、これが一番だと思います。

『自分のため』からの脱却を

人は加齢や経験と共に『心に思ったこと』を表に出さなくなります。ありのままを話すべきではないと考え、本音など話さない方が楽であると悟るようになるのです。

もしあなたが自分の思いのままに言葉を連ねたとすれば、あなたはいずれ『怒り』や『悲しみ』、『恨み』といった負の感情と対峙することになります。その時あなたは『この事態を収拾せねば』と奮闘することでしょう。

しかし、たいへん困ったことにそれは恐ろしく気まずく、時間がかかります。それを避けるために、『他人を悲しませたくない』、『心の痛みを感じさせたくない』と考えるのです。

ある人は何も語らなくなることでしょう。またある人は『嘘も方便』と自分に言い聞かせ、耳障りの良いことばかりを語るようになるでしょう。

そのようにすれば、波風経たぬ平穏な毎日を過ごせることでしょう。

しかし、それは誰のためにもなりません。

『厳しいことを伝えない』ということは、つまるところ『自分のため』にすぎません。『今』の自分が楽をするためだけの、かりそめの平和なのです。

はたしてこれは、上司たる職務に就く人間がすべきことでしょうか?

鉄は早いうちに……

私がエンジニアとして働いていた20代半ばの頃、私とともにお客様先で働いている後輩がいました。

私の方が先輩ですから、後輩の仕事ぶりを見ていろいろ気づくことが出てきます。その中には後輩にとって『耳の痛いこと』も含まれるわけですが、私はそれを指摘することを躊躇していました。

端的に言えば、耳の痛いことを指摘することが嫌だったのです。

長らくその後輩に対して指摘しないでいましたが、時間の経過とともに後輩の勤務態度は悪化の一途を辿っていきました。ある日、ついに社内でも問題となり、本社の部長が話をせざるを得なくなったそうです。

このような段階となってしまっては、時すでに遅し。その後輩からも、『もっと早く指摘して欲しかった』と言われる始末です。

『鉄は熱いうちに打て』というわけではありませんが、伝える時期が遅くなればなるほど変わることが難しくなります。

『自分可愛さ』で一時的に嫌われることを恐れたことにより、放置してしまったら……。

問題を抱えている部下は、変わるタイミングを逃してしまうのです。

マネージャーは、嫌われて、感謝される存在です。たとえ嫌われたとしても、耳の痛いことをしつかりと伝える。それはマネージャーが果たすべき大切な『役割』のひとつです。

不安を抱えたとしても

マネージャーたる者、『嫌われるのもしかたがない』という覚悟を持つべきです。

仮にどんな準備をしたとしても、厳しいことを伝えた部下から嫌われることもありえます。もしかしたら恨まれることもあるかもしれません。マネージャー就任前には周囲から好かれていたという人であれば、その現実を目の当たりにして大きなショックを受けるかもしれません。

結果はすぐには出ないということも、マネージャーの心を揺さぶることでしょう。『本当にこんなことを言っても良かったのだろうか』とか『ちょっと言い過ぎたのではないだろうか』と、自己嫌悪に陥ることもあることでしょう。

しかし、誰かが言わなければなりません。さもなくば、あなたの部下は成長することができません。あなたのチームの業績も上がらないのです。

あなたの部下が成果を出すために、その部下を支援することができるのはマネージャーであるあなたしかいないのです。

そして、業績が高まっていく職場をまとめていくのもマネージャーであるあなたの仕事です。パワハラなどは論外ですが、耳の痛いことを言って嫌われるのは管理職の役割のひとつです。

真のリーダーシップを

マネージャーであるあなたは、一時的に嫌われたとしても部下に仕事のあり方を立て直して貰わなくてはなりません。

そのような時が来たら、躊躇は禁物です。覚悟を持って厳しいことも伝えましょう。そうすれば、短期的には辛い思いをしたとしても、長期的には必ず部下から感謝される日が必ずやってきます。

私がマネージャーの職に就いてから一番苦労したことは、『部下に厳しいことを伝えること』でした。

しかし、その苦労は決して無駄になっていません。その部下は大きく成長し、会社の業績も上がりました。結果的に部下本人からも、それ以外の人々からも確固たる信頼関係を築くことができました。

嫌われることを恐れている人に、真のリーダーシップは取れません。信頼さえあれば、好かれていなくても良いのです。

河井 智也

河井 智也

Javaエンジニアとして2つのITベンチャー企業でキャリアを積む。
2013年2月、貿易商社に入社し、グループ会社の立ち上げに携わる。

2013年6月から同社の代表取締役に就任。
独自に編み出した『スカウト採用』を用いて、3年間で従業員1名から70名に拡大させる。

2016年4月に独立のため退任し、同年5月に株式会社エージェントグローを設立。
創業1年半で100名以上のエンジニアを採用し、会社は急成長。
面接実施人数は1500名以上、応募者の内定承諾率は80%を超えている。

「中小企業で働くITエンジニアの労働環境を変える」をミッションに掲げ、報酬・賞与の透明化と適正化、エンジニアに案件参画の決定権を与えるなどミッション実現に向けて取り組んでいる。

趣味は読書。ビジネス書を中心に2600冊以上を読破。

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