スタートダッシュのために
2018年5月に、初のグループ会社が立ち上がる予定です。
グループ会社については、これから毎年1社くらいのペースで作っていく予定です。この計画通りに進むと、エージェントグローのなかから社長になる従業員が何名も出てきます。
今から5年前、私は誰から教わることもなく『ゼロ』から社長になりました。
手探りではじめた社長業ですから、ある程度会社の器が大きくなるまでにずいぶん時間がかかってしまいました。必要な苦労もあったと思いますが、無駄な苦労もたくさんあったはずです。
そんな経験もあって、これから誕生するグループ会社の社長には『無駄を省いて、スタートダッシュをかけてほしい』という思いがあります。
そこで今回は、これから社長となる従業員に向けてのメッセージをまとめてみました。
ふたつのメッセージ
これから誕生するグループ会社の社長。その皆さんに伝えたいメッセージは次のふたつです。
- 壮大なビジョンを掲げる
- 当たり前のことを徹底する
このふたつがクリアできれば、グループ会社は成功すること間違いなし!
……ということで、もうちょっと詳細なお話をしていくこととしましょう。
壮大なビジョンを掲げる
社長になるのであれば、『壮大なビジョン』を掲げましょう。
まだ実績も乏しいのにそんなだいそれたことを
……と周囲から思われるようなことでもよいのです。堂々と宣言してしまいましょう。
『壮大なヴィジョンを掲げ、それを公言できる』ということは、『大きな夢』と『勇気』を持っているという何よりの証拠です。
社長であるあなたが『大きな夢』を抱き、それを心から信じることができたなら……。あなた自身の活力にもなりますし、多くの人を引きつける大きな力にもなることでしょう。
『大きな夢』は胸に秘めるだけではいけません。それを周囲に公言してしまいましょう。
そうすることで自分は追い込まれますが、単なる『夢』を『現実』にするための原動力になるのです。
誤解を恐れずにいえば、社長という存在は『ホラ吹き』になることを恐れてはいけないのです。掲げた『夢』を信じられるなら信じられるほど、大いにホラを吹くべきです。
『壮大なビジョンを公言する』ということの重要性は、私自身の経験からも説明することができます。
今から5年前に雇われ社長になってすぐ、次のようなビジョンを掲げました。
3年以内に20社ほどあるグループ会社のなかでナンバーワンの会社を作る
結果どうなったかというと……。
目標よりも1年早く、現実のものとなりました。
当たり前のことを徹底する
勘違いしないでいただきたいのですが、『壮大なビジョンを掲げ公言する』ということはゴールではありません。
それに加えて、それに向かって邁進する姿勢が重要になります。
どんなに壮大なビジョンを掲げたとしても、それを現実のものとするための行動が伴っていないと意味がありません。
『ビジョンに向かって、地道に一歩一歩進んでいける努力を重ねていける』社長は、会社を大きくしていける可能性が高くなります。
エージェントグローは、誰が見ても目を見張るような急成長を遂げています。
その様子を端から見れば、『自分も頑張ってるけど成果が出ない……あの会社は何か秘訣を知っているに違いない』と考える方もいるかもしれません。
しかし、秘訣などないのです。
エージェントグローが急成長を遂げることができた一番の理由は、『目の前にある課題を、泥臭く、一個一個解決していく』というのを地道に繰り返しているからなのです。
例えば
- 従業員の顔と名前を覚える
- 会社の情報を共有する
- 相手に合わせてカスタマイズしたスカウトメールを毎日送る
という『誰にでもマネできること』を『迅速にただ繰り返している』だけなのです。
課題があれば今すぐに取り組みますし、チャンスがあれば明日にでもチャレンジする。他の人が遊んでいたり寝ているときに、わき目も降らず仕事をする。
伸びてる会社の社長は、みなそのようにしているのです。
社長になって成功したいと思うなら、『当たり前のことを当たり前に、高いレベルで実行する』ことが重要です。
どの業種であってもこれがスタートポイント。
『どれだけ新しいことができるか』の勝負はその後のお話です。
スタートラインに立つあなたへ
今回ご紹介したふたつの要素を意識して、理念やビジョンを策定しましょう。
そして、それに基づいた短期/長期の目標設定をおこないましょう。
その目標を達成するための戦略を練りましょう。
そして、従業員の『腑に落ちる』言葉に変換し、しっかりと伝えましょう。
あなたが社長として大成功を収めるためには、この一連のタスクを実行するだけでよいのです。