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残念な人がやってしまう『恩返しの強要』

『転職』のワンシーン

『終身雇用制は崩壊する』といわれてから、それなりの月日が経過しました。

『転職』にネガティブな印象を抱いていたのも今は昔。近年では、スキルアップやスキルチェンジを目的とした『転職』も珍しいものではなくなってきました。

しかし、依然『転職』には心理的ハードルが存在します。その原因のひとつは『退職を申し出たときの引き留め』ではないでしょうか。

今回は、さまざまな思惑がうごめく『転職』をテーマに書いてみようと思います。

『恩』という名の鎖

退職を申し出たとき、引き留めに合わないケースは珍しいことでしょう。

『あなたがいなくなっては困るんだ』とか『なんとか思い直してはくれないか』などと引き留められるなら良いのですが、時には心理的プレッシャーを与えるような引き留めをうけることもありますよね。

例えば下記のようなことを言われた方は少なくないはずです。

  • 私がチャンスを与えていなければ今の君はない
  • 余所では通用しないぞ
  • あれほど目をかけてやったのに……

私自身も例外ではなく、これまでにこのようなことを言われた経験があります。

仕事をしている以上、誰かの助けを得るというのはあたりまえのこと。それ故に『その恩は返した』と言い切れる方はなかなかいないことでしょう。

そんな人がこの手の『恩着せがましい』フレーズを浴びせられたら、転職を断念してしまっても不思議ではありません。

離れても恩を返す方法

それでは『恩を返した』と言えるまで、その会社に残って頑張っていくべきなのでしょうか?

私は『そんなことはない』と思います。

その会社を辞めたとしても、それまでの『恩』を返す方法はあるからです。

ネガティブな理由による退職の場合は別ですが、例えば下記のような方法があります。

  • その会社の“ファン”であり続ける
  • 自分自身が名を立てる

“ファン”であるということは、その対象にポジティブな感情を抱いていることになります。そのような人が『昔いたあの会社はいい会社だよ』という話をしたなら、それを聞いた人はその会社にポジティブな印象を抱くことでしょう。

自分が著名な人間になれば、過去の経歴が注目されます。なにもせずとも『あの人は、あの会社出身なのか』と、その会社に注目が集まることでしょう。

いずれのパターンも、会社から見れば大きなメリットです。

会社を辞めたとしても、その会社に『感謝の念』を持っていれば……。それまでに『恩』受けていたとしても、十分すぎるほどに返すことができるはずです。

まずは自分のために

エージェントグローには、ありがたいことに『会社のために頑張ります!』と言ってくれる従業員がたくさんいます。

その言葉に対する私の返答は、次のようなものです。

ありがとう。

それなら、会社のためではなく、まず自分のために頑張りなさい。
それがいつか会社のためになるから。

誰に強制されるでもなく『会社のために頑張る』という気持ちを持っていてくれるなら、その思いは何らかの形で会社への貢献に繋がってくる。

私はそのように思っています。

エージェントグローでは、退職する社員が出てきたとしても引き留めは一切しません。もちろん、『会社に恩返ししてから辞めなさい』などということもありません。

そのような発言や行いは、『恩返しの強要』にすぎません。お互いにとって、良いことは何一つないのです。

河井 智也

河井 智也

Javaエンジニアとして2つのITベンチャー企業でキャリアを積む。
2013年2月、貿易商社に入社し、グループ会社の立ち上げに携わる。

2013年6月から同社の代表取締役に就任。
独自に編み出した『スカウト採用』を用いて、3年間で従業員1名から70名に拡大させる。

2016年4月に独立のため退任し、同年5月に株式会社エージェントグローを設立。
創業1年半で100名以上のエンジニアを採用し、会社は急成長。
面接実施人数は1500名以上、応募者の内定承諾率は80%を超えている。

「中小企業で働くITエンジニアの労働環境を変える」をミッションに掲げ、報酬・賞与の透明化と適正化、エンジニアに案件参画の決定権を与えるなどミッション実現に向けて取り組んでいる。

趣味は読書。ビジネス書を中心に2600冊以上を読破。

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