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没落する企業に共通する3つの特徴③

3つ目の特徴とは?

経営者として悩みを抱えている方やこれから経営者になろうとしている方に向けて、『没落する企業に共通する特徴とは?』というお話をさせていただいています。

3つの特徴のうち、これまでに2つの特徴をご紹介しました。『社長が会社を私物化している』という要素、そして『コスト管理が甘い』という要素です。

このテーマの最終回となる今回は、『社長の能力不足』という要素についてご紹介します。

会社の命運を握る者

一頭のライオンに率いられた羊の群れは、
一匹の羊に率いられたライオンの群れに勝る

ナポレオン・ボナパルトの言葉です。

企業が没落していくか否かは、『社長の能力』にかかっているといっても過言ではありません。社長の『意思』や『力量』といったものは、会社を含めたあらゆる組織の命運を大いに左右します。

没落する企業の社長によく見られるケースをいくつかご紹介しましょう。

シチュエーション #1:嫌なことに目を向けず夢のみを追い、夢を実現させる具体的な計画がない

例えば、こんな発言を聞いたことはありませんか?

  • 3年後にIPOを目指す
  • ○○業界にはなかったシステムを開発する
  • 最先端技術を使ったサービスを開発する

社長の中には、このような気前のいい良いことを公言する方がいらっしゃいます。

これ自体は悪いことではありません。その『夢』を真に信じているのであれば、大いに『夢』を語るべきです。しかし、その『夢』に向かい何も行動をおこさなければ、単なる『ホラ』といわれてもしょうがないことでしょう。

『夢』を語るだけで行動に移さないという姿勢は、『没落する企業』にありがちなものです。

世の中には、目を見張るような急成長を遂げ、『夢』を現実にしている会社があります。そのような会社を外から見ると、まるで何かしらの『秘密の手法』で成長しているような印象を受けます。

そういう企業を目の当たりにすると、『自分も頑張っているのに、業績はほんの少しずつしか上がらない。あの会社のように業績を伸ばすためには、“秘密の手法”が必要なのだ』と考えてしまいます。

でも、それは真実でしょうか?

意外なことに、彼らはみな『秘密の手法』など考えだしていないのです。これには、一人の例外もありません。10人いれば、その10人ともが、目の前にある課題をただただ泥臭くひとつひとつ解決する。それを繰り返していただけなのです。

その解決手法も、特殊なことではありません。誰でも真似できるようなことばかりです。

そのような地道な努力が、想像を絶する成長の速さを生み出しているのです。

シチュエーション #2:部下に厳しくできない

上司たる者、時には厳しく接しなければならないことも多々あります。もちろん嫌われてはいけませんが、嫌われる勇気を持つのは必要不可欠です。

しかし、嫌われたり雰囲気が悪くなるのを恐れ、自分の部下に厳しくできない社長も多くいらっしゃいます。

そのような社長が率いる組織では、『目標を達成しなくても何も言われないため、目標未達が当たり前』だったり、『結果を残せていない明らかに不適格な人材が、重要ポジションに居座っている』といった状態が常態化していることも珍しくありません。

会社を成長させ、頑張っている従業員に報いるには、『成果が出ていない人たちに足を引っ張られないようにする』ことが重要です。

『成果が出せない』といっても、

  • 担当してる業務が向いていない
  • 上司との相性が合わない
  • 会社とアンマッチである

などなど、さまざまな原因が考えられます。

原因を突き止めるためには時間がかかりますが、それがはっきりしたら部下に耳の痛いことを伝えなければならないこともあるでしょう。

このようなシチュエーションのとき、優秀な社長は揺るがぬ信念と確証を胸に直ぐ行動を起こします。

『社長』という立場に就いた者は、ときに迅速かつ厳格な対応が求められるのです。

シチュエーション #3:優柔不断、意志決定を避ける

社長の仕事の大半は、『意思決定すること』です。しかし、社長の中には物事をなかなか決定できない方もいらっしゃいます。まさに『優柔不断』といった感じですが、なぜそのようになってしまうのでしょう?

私は、『判断する能力がない』というのは希で、『判断すべき事柄が分かっていない』という場合の方が多いと考えています。

さて、『判断』と一口に言っても、その中身は3種類に分かれるということをご存じでしょうか?

それは、『正しい判断』、『間違った判断』、そして『判断しない』。最も良いのが『正しい判断』であり、最悪なのが『判断しない』ということです。

ベンチャー企業では、会社や自分の置かれた状況が常にめまぐるしく変化します。毎日が意思決定の連続で、気が抜けません。そのような状況下で、常に正しい判断ができればベストです。しかし、現実的にはそうは行きません。時には間違った判断をしてしまうこともあります。

そういうときに大切なのは、『次善策を採ることのできる思考力や実行力』。これは、『間違った判断をしないこと』よりも大切なことです。

自分の『間違った判断』によって、次に採りうる選択肢を狭めてしまってはいけません。『自分の判断が間違いでなかった』と見せかけるために、論理をこじつけても何も良いことはありません。

周囲にはとうに気づかれています。

自分が間違ったなら、それをまずは認める。そして、『その状況から成功に近づくためにどうすれば良いか』を、プライドを捨ててでも考える。そういったことができるかどうかが重要なのです。

『社長』という立場の人間は、『難しい問題に対して適切な意思決定をタイムリーに行う』という『能力』や『責任』に対して、それに見合った『地位』と『報酬』を得ています。

ですから、『意志決定を避けて、判断をしない社長』は最悪の存在なのです。

トップの器で未来が決まる

会社は、トップで決まります。

世の中には、『良い会社』も『悪い会社』も存在しません。『良い社長』と『悪い社長』が存在するだけなのです。

今回までに『没落する企業に共通する特徴』として、

  • 社長が会社を私物化している
  • コスト管理が甘い
  • 社長の能力不足

という3つをご紹介しました。

すでに社長の座に就いている方も、これからそのポジションを目指す方も、あなたと会社と従業員のためにぜひ考えてみてください。

河井 智也

河井 智也

Javaエンジニアとして2つのITベンチャー企業でキャリアを積む。
2013年2月、貿易商社に入社し、グループ会社の立ち上げに携わる。

2013年6月から同社の代表取締役に就任。
独自に編み出した『スカウト採用』を用いて、3年間で従業員1名から70名に拡大させる。

2016年4月に独立のため退任し、同年5月に株式会社エージェントグローを設立。
創業1年半で100名以上のエンジニアを採用し、会社は急成長。
面接実施人数は1500名以上、応募者の内定承諾率は80%を超えている。

「中小企業で働くITエンジニアの労働環境を変える」をミッションに掲げ、報酬・賞与の透明化と適正化、エンジニアに案件参画の決定権を与えるなどミッション実現に向けて取り組んでいる。

趣味は読書。ビジネス書を中心に2600冊以上を読破。

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