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没落する企業に共通する3つの特徴①

『社長』に捧ぐ

世の中には多くの『会社』が存在します。エージェントグローと同じく、SESを主業務としている会社だけでも、2万社近く存在するそうです。

会社の数だけ社長が存在すると考えると、『社長』の肩書きを持つ人はそれなりの人数いるということですね。私の身の回りだけ見ても、9人1)知人や元従業員だった方々ですが『社長』に就任されています。

時折、そのような立場の方とお話しすると、苦労話をよく耳にします。やはり皆さん苦労されているようですね。

さて、エージェントグローでは、来期からグループ会社を設立しようという動き2)グループ会社についての詳細はこちら:
ミッション実現のための『2025年』
があります。

グループ会社ができるということは、社長が必要となるわけです。もちろんサポートはしていきますが、そうはいっても数多くの苦労や悩みを抱えることでしょう。

というわけで、まだ見ぬグループ会社の社長に向けて、そして世の中の悩める社長さんに向けて、『失敗する企業の特徴』というテーマで書いてみようと思います。

経営者として悩みを抱えている方やこれから経営者になろうとしている方にとって、この記事がなにかの参考になればと思っています。

第1の特徴

没落する企業にはいくつか共通する特徴があります。

今回はそのなかのひとつである、『社長が会社を私物化している』という特徴にフォーカスを当ててみます。

ありがちなシチュエーションを2点上げて、『社長が会社を私物化している』という状態について考えていきましょう。

シチュエーション #1:露骨と言えるほど私利私欲に走る

地位が上がれば、その分権限が増えます。権限を手にしたときに、その人の本質が表面化してきます。いろいろなものが表面化するわけですが、その中でも『人物力』というファクターは会社の没落に深く関わってきます。

この『人物力』がないと、私利私欲に走ったり公私混同がひどくなる傾向にあります。そして、それが没落の原因となるのです。

たとえ、働く動機が『私利私欲』であったとしても、起業した当初であれば売上は伸びていきます3)もちろん、がむしゃらに働く必要はありますが。しかし、それも長くは続きません。その『伸び』は必ず鈍化し、やがて没落の道を辿ることとなります。

理由は明白です。

本当に事業を伸ばそうと考えるのであれば、従業員の力は必要不可欠です。どんなに社長の能力が高かったとしても、1人でできることは限られているからです。

売上を伸ばしていこうと考えるのであれば、できるだけ多くの従業員に力を発揮してもらう必要があるのですが……。会社のトップたる社長が『金持ちになりたい』とか『楽をしたい』などといった『私利私欲』を念頭に仕事をしていたら……。

従業員が一生懸命仕事をしようという気になるでしょうか?ならないですよね。

FAQ:『家族のために』なら『私利私欲』にならない?

私の知人の中には、『自分が一番大切にしている家族を幸せにするため、会社を作る』と公言した社長がいました。

さて、『家族のため』という理由は『私利私欲ではない』と言えるでしょうか?

答えは『ノー』です。

『自分自身』が『自分の家族』に置き換わっただけで、『私利私欲』に走っているのは変わりないのです。

シチュエーション #2:自分の友人・身内を要職に抜擢する

会社を立ち上げようとしたとき、友人や身内と共同で経営するという話はよく聞く話です。

しかし、ちょっと待ってください。私の考えでは、これはまったくおすすめできません。なぜなら、次のうちいずれかの結末を迎えることが多くあるからです。

  1. 会社を失う
  2. 友人・身内を失う
  3. 両方とも失う

いずれも歓迎できる結末ではありませんよね。ですから、友人や身内といったあまりに個人的な関係で会社経営をするのは避けるべきである。これから社長になるすべての方に、強く忠告したいと考えています。

『起業するときの重要な留意点はなにか』という問いに対し、『友達と組むな』と答えたという話をよく見聞きします。

私自身の経験からいっても、友達とビジネスをしてうまくいった人の話は聞いたことがありません。良くて空中分解、最悪の場合『一生の敵』といった存在になってしまうのがオチです。

なぜなら、ビジネスに求められる『緊張感』が希薄になってしまうのです。端的に言えば、『馴れ合い』になってしまいやすいのです。

世間には自社と競合する『ライバル会社』が数多あります。生き残るために全力で向かってくる相手に、緊張感を欠いた組織が太刀打ちできるはずがありません。

そうやって、やがて業績は上がらなくなります。業績が上がらなくなるとやる気が薄れ、コミットメントの度合いが下がってきます。コミットメントに不均衡が生じると、『オレはこんなに働いているのに、アイツは何もやっていない!』といった不満が渦巻いてきます。

その後どうなるかは、先に述べた通りです。

FAQ:友人であっても、うまくいくケースはあるのでは?

このようなお話をすると、『友達と一緒に仕事をして、うまくいくこともあるのでは?』という疑問を抱かれる方もいらっしゃいます。

もちろん、そのようなケースもあります。ただし、その場合は『利害関係のない、気が置けない友達』という関係性ではなくなってしまうこともよくあります。

正確に表現すると、『友達と一緒に仕事をしてうまくいったが、「友達」という関係ではなくなっていた』というところでしょうか。

もちろん、物事に『絶対』はありません。いくらかのケースでは、『友達と仕事をしてうまくいったし、友情も強化された』という稀有な事例もあることはあります。

しかし、その『ごく一部の特殊な事例』を自分に当てはめ、一般化して勇気づけるのは正しいことなのでしょうか。

会社は誰のものか

アメリカの実業家であり資産家、そして慈善家としても知られるジョン・D・ロックフェラーは、このように述べています。

ビジネスの上に築かれた友情は輝かしいものになるだろうが、
友情の上に築かれたビジネスは厄介な代物になるだろう。

『会社』は誰のものでしょうか?

社長のものでも、株主のものでも、従業員のものでもありません。社会のものなのです。

事業を通じて社会に貢献するという使命を遂行し、その報酬として社会から与えられるのが『利益』です。私利私欲のために会社を経営してしまえば、社会に貢献できなくなっていきます。

そうなると、利益を生み出せなくなるのは目に見えています。

また次回も『没落する企業の特徴』をテーマに書いてみようと思います。

注訳   [ + ]

1. 知人や元従業員だった方々です
2. グループ会社についての詳細はこちら:
ミッション実現のための『2025年』
3. もちろん、がむしゃらに働く必要はありますが

河井 智也

河井 智也

Javaエンジニアとして2つのITベンチャー企業でキャリアを積む。
2013年2月、貿易商社に入社し、グループ会社の立ち上げに携わる。

2013年6月から同社の代表取締役に就任。
独自に編み出した『スカウト採用』を用いて、3年間で従業員1名から70名に拡大させる。

2016年4月に独立のため退任し、同年5月に株式会社エージェントグローを設立。
創業1年半で100名以上のエンジニアを採用し、会社は急成長。
面接実施人数は1500名以上、応募者の内定承諾率は80%を超えている。

「中小企業で働くITエンジニアの労働環境を変える」をミッションに掲げ、報酬・賞与の透明化と適正化、エンジニアに案件参画の決定権を与えるなどミッション実現に向けて取り組んでいる。

趣味は読書。ビジネス書を中心に2600冊以上を読破。

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