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「失敗しても良い経験になる」に潜む罠

頑張る彼の提案

私が雇われ社長をしていたとき、誰の目から見ても頑張って仕事をしている従業員がいました。

私自身、誠実で気の良い彼にはずいぶん助けられました。

彼はなにごとにも手を抜きませんでした。仕事の進捗が芳しくなければ、会社に泊まりこんででも成し遂げようとするほど。

今回は、そんな彼がしてきた、ある『提案』にまつわるエピソードです。

彼がやりたかったこと

彼の『提案』は、次のようなものでした。

本気で新しいプロダクトを作りたい。

今まで○○業界にはなかったシステムを開発しようと思っている。
その業界にいる人からのお墨付きもあり、勝算がある。

仮に今は勝てなくても、実績としては大きい。時代が追い付けば、最終的に勝てる見込みがある。
それに、少し改良すれば他にも流用可能である。

彼の『提案』を要約すると、『新規事業をやりたい』というものでした。もし結果がでなかったとしても、会社として良い経験になる。そのように、熱く語っていました。

それを聞いた私は、ある違和感を覚えたのです。

勝負に臨む覚悟

私が違和感を覚えたのは、『結果が出なくても良い経験になる』という部分です。

彼自身がどう認識していたかは分かりませんが、その口ぶりからは『結果がでなくても評価して欲しい』という気持ちを強く感じました。始める前から『逃げ道』を用意しているというか、『失敗したときの言い訳』を用意しているというか……。

そういうニュアンスを強く感じたのです。

もちろん、リスクを考慮することは大切なことです。しかし、具体的な分析をおこない、評価し、それへの対策が伴っていないのであれば……。リスクを考慮しないことと同じ、あるいはより害悪かもしれません。

私の経験上、そういう人が『結果』を出したのを見たことありません。

仕事は勝負です。勝とうとしなければ、勝てるわけがありません。『良い経験になった』というのは、結果論から得られる副産物にすぎないのです。

結果を求める者

本気で取り組んだ従業員には、もし仮に結果が出なくても次のチャンスを与える。
本気で取り組まなかった従業員には、適切な決断を下す。

経営者として、私はこのようなポリシーを持っています。

本気で取り組んでいる人は、見た途端に分かります。なによりも目つきが違うのです。彼らは最初から勝ちにいこうとします。そこに『甘え』はありません。

そんな彼らに『最近、頑張ってるね』と声をかけたとしても、たいていあまり喜びません。それどころか、そっけない態度しかとらないこともよくあります。

彼らにとって、満足いく結果が出ていないからです。

結果を出すために努力しているのは当然という思いがあるために、努力を褒められても調子が狂うのでしょう。彼らが挑戦するときは、成果のみにこだわる。結果だけで評価されて当然である。そういう覚悟を強く持っているのです。

その覚悟が結果に繋がる

『結果が出ないと意味がない』

そんな覚悟、ありますか?

河井 智也

河井 智也

Javaエンジニアとして2つのITベンチャー企業でキャリアを積む。
2013年2月、貿易商社に入社し、グループ会社の立ち上げに携わる。

2013年6月から同社の代表取締役に就任。
独自に編み出した『スカウト採用』を用いて、3年間で従業員1名から70名に拡大させる。

2016年4月に独立のため退任し、同年5月に株式会社エージェントグローを設立。
創業1年半で100名以上のエンジニアを採用し、会社は急成長。
面接実施人数は1500名以上、応募者の内定承諾率は80%を超えている。

「中小企業で働くITエンジニアの労働環境を変える」をミッションに掲げ、報酬・賞与の透明化と適正化、エンジニアに案件参画の決定権を与えるなどミッション実現に向けて取り組んでいる。

趣味は読書。ビジネス書を中心に2600冊以上を読破。

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