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経営者のタスク

経営者がこなさなければならないタスクは多岐にわたります。

そのすべてがとても重要なもので、一瞬の気の緩みが致命的な問題となることもしばしば。そんな状況に身を置いていると、タスクを重要度と緊急度で評価するクセが自然についてきます。

ほとんどの場合で支障なく会社は回っていきますが、経営者が意識していないと『ついつい後回しにしてしまいがちなタスク』が存在します。重要度を低く見積もってしまいがちではありますが、とても重要なタスクです。

はたしてそれは何でしょうか?

今回は、『経営者が軽視すべきではない重要タスク』にまつわるお話です。

現場の声を聞く

その『経営者が軽視すべきではない重要タスク』とは、『現場の声を聞く』ということです。

それを実現するためには、様々な手段がありますが……。私は、『社長ランチ面談』という手段を活用しています。

この『社長ランチ面談』、内容としてはすごくシンプルです。エンジニアが働いているお客様先まで行き、エンジニアとマンツーマンでランチを食べる。

ただ、それだけです。

毎月10名程度のエンジニアと会い、1対1でランチを食べ、色々な話を聞きます。例えば、現場の状況。例えば、今気になっていること。例えば、会社に対しての質問や想い。

キャリアプランの相談をしてくる人もいますし、趣味の話で1時間終わってしまう人もいます。

そういった『現場の声』を聞くのです。

この『社長ランチ面談』、会社のイベントですので予算も定めています。なんと一人あたり2,000円!!

2,000円もあれば、結構良いものが食べられますよね。時には、予算を超えるのをお構いなしに『うな重』を注文するエンジニアもいるとか、いないとか……。1)ちなみに予算をオーバーした分は、私のポケットマネーで支払います

SES業界広しといえど、この『社長ランチ面談』をやっているのは私だけではないでしょうか。

次第にやらなくなっていく

仮に最初はやっていたとしても、経営が安定してくるにつれ『現場巡り』をしなくなります。

『ダメな経営者』ほど、この傾向は顕著です。

最初は『現場第一主義』だったのに、だんだんと『自分第一主義』の色に塗り替えられていく。

その結果、エンジニアの不満が溜まり、離職者が増え、会社の成長が伸び悩むのです。

また、中小・ベンチャー企業が急成長して規模を拡大していく過程において、この手のタスクは経営者から中間管理職にバトンタッチしてしまうケースも多くあります。

気持ちはわかります。

従業員が30名を超えてくるころ、経営者自身が従業員ひとりひとりと接することは時間的にも難しくなります。なんとか時間を捻出したとしても、特定の人間と話すことを“ひいき”と捉えられたりもします。

そういったことが積み重なって、『もう自分は絡まない』という思いに支配され、その役目を中間管理職に任せてしまう。

ベンチャー企業のあるあるですが、それではいずれ組織が弱くなってしまいます。

会社は誰に支えられているか

子会社や新規事業を立ち上げる、人事制度を変える、抜擢人事を実行する。

なにをするにせよ、従業員がどう考えているかを知り、多くの従業員に受け入れられるように手を打っていく。それは、とても重要なことです。

従業員はどう思っていますか?

それに対する答えが、意思決定の重要な参考材料になるのです。会社は現場の人に支えられているのです。

経営者の皆さん、『現場巡り』をしていますか?

注訳   [ + ]

1. ちなみに予算をオーバーした分は、私のポケットマネーで支払います
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河井 智也
河井 智也

Javaエンジニアとして2つのITベンチャー企業でキャリアを積む。
2013年2月、貿易商社に入社し、グループ会社の立ち上げに携わる。
2013年6月から同社の代表取締役に就任。

独自に編み出した『スカウト採用』を用いて、3年間で従業員1名から70名に拡大させる。

2016年4月に独立のため退任し、同年5月に株式会社エージェントグローを設立。
創業1年半で100名以上のエンジニアを採用し、会社は急成長。
面接実施人数は1500名以上、応募者の内定承諾率は80%を超えている。

「中小企業で働くITエンジニアの労働環境を変える」をミッションに掲げ、報酬・賞与の透明化と適正化、エンジニアに案件参画の決定権を与えるなどミッション実現に向けて取り組んでいる。

趣味は読書。ビジネス書を中心に2600冊以上を読破。

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