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ベンチャー企業の良し悪しを見極めるポイント

ベンチャー企業のチェックポイント

今から4年前。

私は、ITエンジニア職から人事職にキャリアチェンジするため、転職活動をしていました。一番の目的はキャリアチェンジでしたが、『会社とともに成長したい』という思いもありました。

それらを実現するために、さまざまな選択肢の中から選んだのが『将来有望なベンチャーに参画する』という手段。もっとも重要なのは、『どのベンチャー企業に入るか』という点になります。

数多あるベンチャー企業の中から、自分のニーズにマッチした企業を判定する基準とはなんでしょうか?どこに注目して判断すれば良いのでしょうか?

その答えは簡単です。

それは、『経営者』。もっと具体的には、経営者の『実力』、『ミッション』、『欲』。

この3つを確認する必要があります。

ポイント1:実力

1つ目は、『実力』1)本題とはちょっと離れます。
『経営者の実力』を知るためには、会社の業績を知ることが一番。
採用面接などで経営者に会う機会があれば、『売上高』や『利益率』、『対前年比伸び率』などの『経営指標』を確認すると良いです。
決算報告書は経営者の通信簿ですからね。

実力があることは最低条件。『実力』のないベンチャー企業は、業績も成長率も右肩下がりとなります。

例えば、とあるベンチャー企業の経営者さん。

その企業では、とある理由で経営者が交代しました。しかし、そこで抜擢された経営者は、経営経験がとぼしく、実力についてもお世辞にも高いとは言えない方でした。

経営者としての最低条件を満たしていませんので、業績も成長率も右肩下がり。経営者はお飾りではありませんので、実力のない経営者は会社の業績を一気に悪化させます。

この例は『見かけ上も実際も実力がない経営者』ですが、『見かけ上は実力があるように見える経営者』もまた存在します。

以前お会いした某経営者さんは、有名ベンチャーの設立メンバーでした。学歴も良く、話をしていても頭が良さが伝わってくる方でした。しかし、『会社にはあまり行かない』とか『エンジニアは暗い奴が多いから嫌い』といった発言をよくなさってました。

一言で言ってしまえば、従業員に対する愛がない経営者です。『この事業は儲かりそうだからやっているだけではないか』と感じさせる経営者です。

この手の経営者は見かけ上実力があるように見えますが……経営者としての実力はありません。

ポイント2:ミッション

2つ目は、経営者が掲げる『ミッション』。

ミッションだけでは飯は食えませんが、やっぱりミッションは大事です。『何のために起業しているのか』、『どう世の中を変えたいのか』、『どんな社会を理想としているのか』。

それが会社のミッションです。

多くのベンチャー企業では、下記のようなミッションを掲げています。

  • 会社と共に成長し続け、業界全体を盛り上げる
  • 夢を実現する
  • ITで感動を与える
  • 最高のチームを作る

これらを目にしてどのような印象を抱くかは人それぞれですが、『不明瞭である』というのは客観的な事実としてご理解いただけるかと思います。

ミッションは会社を映す鏡。だからこそ、特に慎重に経営者が掲げるミッションを精査するべきなのです。

ミッションは会社のホームページに記載されているケースがほとんどです。それらを読んで、共感できるミッションかを確認しましょう。もし、ミッションが見当たらなかったら、経営者に直接聞いてみると良いでしょう。

ポイント3:欲

3つ目は、経営者の『欲』。

そもそも、人間は多くの欲を持っている存在です。

例えば、

  • 美味しいものをたくさん食べたい
  • 大金持ちになりたい
  • 高級車を手に入れたい
  • 女性にモテたい
  • 権力を持ちたい
  • 人から尊敬されたい

といったものは代表的で、誰しもが持ち合わせている欲と言えるかもしれません。

『欲の量』が少なかったり『欲の質』が低い人が経営者だと、会社は長続きしません。私は今までに100名以上の経営者とお会いしてお話してきましたが、『欲の量』が少なかったり『欲の質』が低い経営者は珍しくないのです。

会社が軌道に乗り、役員報酬が上がると、そこで満足してしまいます。よほどしっかりした考えがないと、仕事を通じての自己実現や社会貢献という気持ちが失せてしまいます。向上心もなくなります。

事業への情熱を失ってしまい、遊びやお金を使うことに興味が向きます。

単に『欲を沢山持っていればよい』というわけではありません。『欲の質』も大切です。

たとえ『欲の量』が多くても、その『欲の質』が低い経営者では会社はうまくいきません。

たとえば、自我や自己確信が強く、自己承認欲求や自己愛で動くタイプの経営者はどこかでつまずきます。自己愛が強すぎると意思決定を微妙に歪めますし、一流の人材を遠ざけてしまいます。

自分を超えた欲、社会のために何かを成し遂げたいという、公共心があるか否かが大切です。

ちなみに、私の『欲』は次のようなものです。

中小企業で働くITエンジニアの労働環境を変えることに情熱を持って取り組み、
社会全体に利益をもたらすこと。また成功者として手本を示し、
社会の将来の発展に寄与すること

『欲の量』や『欲の質』という観点からどう見えるか。それはみなさんのご判断に委ねたいと思います。

すべては経営者次第

会社は、9割以上経営者で決まります。

経営者は誰からも働くことを強制されません。ゆえに、楽しいことだけをすることもできます。

ダメな経営者の元からは優秀な人財が去っていきます。良い経営者の元には優秀な人財が集まってきます。

会社は経営者で決まるのです。

中小企業に転職されようとしている求職者のみなさん、企業の判定基準は『経営者』です。

経営者の『実力』、『ミッション』、『欲』を調べれば、その会社の良し悪しを判定することが出来ます。

注訳   [ + ]

1. 本題とはちょっと離れます。
『経営者の実力』を知るためには、会社の業績を知ることが一番。
採用面接などで経営者に会う機会があれば、『売上高』や『利益率』、『対前年比伸び率』などの『経営指標』を確認すると良いです。
決算報告書は経営者の通信簿ですからね。

河井 智也

河井 智也

Javaエンジニアとして2つのITベンチャー企業でキャリアを積む。
2013年2月、貿易商社に入社し、グループ会社の立ち上げに携わる。

2013年6月から同社の代表取締役に就任。
独自に編み出した『スカウト採用』を用いて、3年間で従業員1名から70名に拡大させる。

2016年4月に独立のため退任し、同年5月に株式会社エージェントグローを設立。
創業1年半で100名以上のエンジニアを採用し、会社は急成長。
面接実施人数は1500名以上、応募者の内定承諾率は80%を超えている。

「中小企業で働くITエンジニアの労働環境を変える」をミッションに掲げ、報酬・賞与の透明化と適正化、エンジニアに案件参画の決定権を与えるなどミッション実現に向けて取り組んでいる。

趣味は読書。ビジネス書を中心に2600冊以上を読破。

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