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定時帰りの徹底ノウハウ

悪しき風習

IT業界にはびこるネガティブなイメージ。その中でも広く蔓延しているものといえば、「残業」に関するものが真っ先に浮かんできます。

今回はそんな残業について書いてみたいと思います。

精神を蝕む残業

エンジニアとしてお客さま先に単身常駐し、バリバリ仕事をこなしていた私。あるとき月間の稼働時間が400時間近くまで到達したときがありました。

その時、私は26歳。

毎日深夜3時まで仕事をこなし、タクシー帰りが当たり前。当然のごとく、土日も仕事。徹夜作業も週一ペースでありました。

私だけに限った話でもなく、まわりもみなそのような状況。精神を病んでしまい、うつ病になってしまう人も珍しくありませんでした。

プライベートなどない。業務をこなすだけの毎日で学びもない。得られた知識を棚卸しする暇もない。

まさに、この状況は「この世の地獄」とも思えるものでした。

エージェントグローのアプローチ

かつての自分が味わった苦しみを、他の人に経験させたくない。そのために何ができるか。

私はそれを必死に考え、あるひとつの答えにたどり着きました。

単純な話です。エンジニアが残業しにくい仕組みを作り上げれば良いのです。

勤務状況の把握とフォロー

私たちは、勤務状況を把握することに力を入れています。それも、できる限りタイムリーに。

例えば、「週報」で。

週報には、その週の勤務時間を書いてもらっています。ですから、それを見れば稼働状況が分かります。エンジニアによっては、現場の状況やその時の心境なども書いてくれるので、それらも合わせて目を通します。

もし、稼働が高くなっているエンジニアがいれば、営業ルート等を通じてフォローをおこないます。

例えば、「ランチ面談」で。

顔を合わせて話をすれば、思っていることを話しやすいかもしれません。私自身がエンジニアと1対1で話をするこのチャンスを使って、勤務時間や現場の状況などを把握します。その後はもちろん、必要なフォローをおこないます。

それ以外にも、社員総会や懇親会、Slackなどなど。オンライン/オフラインを問わず、様々なチャンネルを活用してコミュニケーションを取るようにしています。

エンジニアが望むように

私たちは、「エンジニア超第1主義」を掲げています。

エンジニアが望むなら、可能な限りそれを実現しようと努力します。それは、「残業」といった部分でも同様です。

稼働を下げたいと望むなら、お客さまと交渉します。交渉しても難しいのであれば、案件からの撤退もいといません。実際、現場の仕事とエンジニアのニーズがマッチせず、営業担当者がお客さまに掛け合って撤退に至った事例は多々あります

会社の仕組みから

当社では、エンジニアが残業すればするほど、会社が損する仕組みを作っています。

といっても、なにか難しいことをやっているわけではありません。単に、従業員が得る残業代を高く設定しているのです。

みなし残業時間はありますが、それを超えた分はすべてエンジニアに支払います。その金額も相場より高く設定することで、そのような仕組みを作っています。

これにより、単なる綺麗事が並んでいるだけで何の実現性もない……という状況を回避しているのです。

最高の結果を得るために

ちなみに、私自身は仕事が大好きです。仕事が趣味といっても間違いではありません。ですから、朝起きてから夜眠りにつくまで、ずっと楽しんで仕事をしています。

では、それを従業員にも求めるべきでしょうか?当然、「No」です。

趣味を楽しんだり、家族や仲間たちと楽しい時間を過ごす。それもとても重要なことです。そういった時間があるからこそ、仕事でも最高のパフォーマンスを発揮できるのですから。

本社も同様に

残業抑制の取り組みはエンジニアだけに留まらず、本社機能を担うスタッフにも適用されます。

私たちは、エンジニアにできるだけ多く還元しようとしています。

そのためには、本社機能をミニマムに保つ必要があります。本社にかかるお金を極力少なくする必要があります。

本社にかかるお金で大きなウェイトを占めるのは人件費。だからこそ、本社メンバーが残業を極力しないようにする必要があるのです。

もちろん、求めた成果を出してもらわなければ残業してもらうことになりますが、そうならないように必要なサポートをおこなうのは私の仕事です。

今まで、本社メンバーはほとんど定時で帰宅の途についています。それを見る限り、この取り組みは一定の功を奏しているようです。

悪しき習慣からの脱却を

残業代は、あくまで会社への貢献に対して与えられるべきです。やることもなく単にダラダラと時間を浪費した結果の残業は、「悪」以外の何物でもありません。

「慢性的な残業は無能力の証であり、悪徳である」

これが私のスタンスです。

従業員が無駄な残業をしている。あるいは、その状況を強いている経営者や管理職の皆さんに強くお伝えしたい。

ぜひ、次のことを意識してください。

  • 仕事の優先順位を明確に定める
  • 重要度の低いものは思い切って捨てる
  • 何をやるかを決める前に、何をやらないかを決める

これらを意識することで、その無駄な残業時間を大幅に短縮することができますよ。

河井 智也

河井 智也

Javaエンジニアとして2つのITベンチャー企業でキャリアを積む。
2013年2月、貿易商社に入社し、グループ会社の立ち上げに携わる。

2013年6月から同社の代表取締役に就任。
独自に編み出した『スカウト採用』を用いて、3年間で従業員1名から70名に拡大させる。

2016年4月に独立のため退任し、同年5月に株式会社エージェントグローを設立。
創業1年半で100名以上のエンジニアを採用し、会社は急成長。
面接実施人数は1500名以上、応募者の内定承諾率は80%を超えている。

「中小企業で働くITエンジニアの労働環境を変える」をミッションに掲げ、報酬・賞与の透明化と適正化、エンジニアに案件参画の決定権を与えるなどミッション実現に向けて取り組んでいる。

趣味は読書。ビジネス書を中心に2600冊以上を読破。

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